初めてのスタジアム観戦

初めてスタジアムでサッカー観戦するときはわからないことが多くて不安ですよね。

私も初めての観戦はかなり不安でした。

特に、チケットの取り方や入場方法や服装、持ち込みや座席ごとの雰囲気の違いなどに不安を感じていました。

つまり何から何までわからない状況からサッカー現地観戦をスタートしています。

そんな不安を少しでも和らげることができるよう、観戦までの流れを解説していきたいと思います。
 

スタジアム観戦のポイント

具体的な説明に入る前に、まずは現地観戦をするためのポイントについてリストアップしてみます。
  • チケットを取るまでの流れ
    • 観戦する試合を決める
    • 座席を決める
    • チケットを購入する
  • 試合観戦までに確認しておくこと
    • 試合観戦での服装
    • 持ち込み可能なもの不可能なもの
    • 現地へのアクセス
    • 座席につくまでのルート
  • 試合当日の流れ
    • 忘れ物を確認する
    • スタジアムに向かう
    • 座席につく
    • 試合開始までの時間を過ごす
    • 試合を観戦する
    • 帰宅する
大きく分けると、「購入まで」「試合前日まで」「試合当日」の3つのポイントに分けられます。

初めてではドキドキしますが、不安ながらも段取りがわかっていれば何とかなるものです。

ここからは段取りについて詳しく説明していきたいと思います。

チケット購入までの流れ

観戦する試合を決める

試合観戦する理由は、知り合いに誘われた、現地で応援したいクラブができた、人気のサッカー選手を生で見たい、現地観戦の臨場感を味わいたい、無料観戦チケットが手に入ったのでとりあえず・・・など人それぞれかと思いますが、

どんな理由であっても、チケットを購入する前にはまずはどの試合を観戦するかを決める必要があります。

観戦する試合を調べる方法は主に以下の3つとなっています。
  • Jリーグ公式サイト
  • クラブのホームページ
  • Jリーグ公式アプリ「Club J.League」
観戦したいクラブが決まっているのであれば、クラブ公式HPから日程を確認するのがおすすめです。

クラブ公式HPにはホームゲームの対戦カードやチケットの発売開始日なども詳しく載っているので実質的に一択といえるかもしれません。

Jリーグ公式サイト/Club J.League

Jリーグ公式サイトから試合日程を調べる場合は、パソコンとスマートフォンで異なります。

スマートフォンからだと試合情報のタブから確認が可能です。

スマホで日程を確認する場合は、下のほうにスクロールをしていって「すべての日程・結果はこちら」をタップしていただくと、リーグに応じた試合日程のカレンダーが表示されるようになっています。

パソコンからだと、「日程・結果」のタブを開くことで試合情報を確認してみてください。

また、初めての観戦でJリーグ公式アプリをインストールしている人は少ないと思いますが日程の確認方法はパソコンと同じです。

クラブの公式HP

特定のクラブを応援しているのであれば、クラブのホームページで試合日程を確認するのがおすすめです。

どこのクラブにもほぼ共通で、クラブのホームページの試合一覧や試合日程などのリンクからアクセスが可能です。

年間を通した試合スケジュールが記載されているので、いつ、どこで、どのチームと試合が行われるのかが一目瞭然になっているのが特徴です。

既に終了した試合の結果などもわかるので、現状では試合日程を確認するにはクラブのホームページのほうが使い勝手が良いです。

座席の選び方

座席選びは試合の見やすさ、応援しやすさに影響する重要な要素です。

どこのスタジアムでもほぼ共通する各座席の特徴について説明していきます。

かなりざっくり座席を分類すると3種類に分けることができます。
  • メインスタンド
  • バックスタンド
  • サイドスタンド

メインスタンド

サイドスタンドから見たメインスタンド:レゾナックドーム大分
メインスタンドからピッチを眺める様子:ミクニワールドスタジアム北九州
メインスタンド席はスタジアムで最も見やすい席という位置づけになり、ピッチを横から見ることができます。

テレビなどで試合放送される場合もメインスタンド側からカメラで撮影されている映像がほとんどです。

メインスタンドは試合が見やすいだけでなく、

監督や控え選手のいるベンチが近かったり、選手の入場ゲートがあったり何かと選手との距離の近さを楽しめる座席です。

また、試合前やハーフタイムイベントなども正面で楽しむことができるなど、スタジアムでのあらゆる催しごとを特に楽しめるというのもあり、座席数も多く人気のエリアとなっています。

純粋に試合を楽しんだり、イベントも楽しめる初めて試合観戦を満喫するのに持って来いの最もお勧めできる座席がメインスタンド席です。

メイン中央部は値段は高いものの抜群の見やすさが特徴です。また、指定席になっていることも多く、キックオフの少し前にスタジアムに到着しても悠々と自席につくことができます。

メインスタンドの両サイドは自由席に設定されていることも多く、ど真ん中で試合を見ることはできませんが見やすさという面では保証されているといってよい座席だといえます。中央部よりも価格は安く設定されています。

バックスタンド

サイドスタンドから見たバックスタンド:レゾナックドーム大分
バックスタンドからピッチを眺める:ミクニワールドスタジアム北九州
バックスタンド席は試合の見やすさとしてはメイン席とは大きく変わらず、ピッチも横から見ることができます。

試合を見るという観点でいえば、メインスタンドとほとんど遜色ないといえます。

また、価格設定についてもメインスタンドより安く設定されていることがほとんどで、純粋に試合観戦を堪能したいという方にも人気の座席だといえます。

メインスタンドより価格が安い理由としては、バックスタンドからはベンチがピッチの対面だったり、

ピッチ内でのイベントも遠い位置というのもあり、試合以外が若干見づらい点があげられます。

反対に、バックスタンドが費用面以外でメインスタンドより良いといえる点もあります。

試合観戦でのピッチとの距離感が近いことが多く、特にサッカー専用スタジアムの前列では他の座席では味わえない臨場感を体感することができます。

ピッチと客席との間にベンチなどがないことや、入場ゲートなどの関係でメインスタンドは座席が高い位置に設置されがちですが、バックスタンドはその必要がなく、ピッチからの高さがそこまでないという点も理由だといえそうです。

まずはメインスタンドで観戦してみて、別の目線からも試合を見てみたいなど気分を変えて観戦するなど、試合観戦を楽しむには臨場感や費用面でちょうどよいといえるのがバックスタンドでの観戦の特徴です。

サイドスタンド

サイドスタンドからピッチを眺める:レゾナックドーム大分
サイドスタンド席はゴールの裏側に位置することから、ゴール裏席とも呼ばれ、チャントと呼ばれる応援歌を歌ったり、歌に合わせて飛び跳ねたりする熱いクラブサポーターが集まる座席といった特徴があります。

特にサイドスタンド中央部は私設応援団などが集まり、応援のためのエリアになる傾向があります。

サイドスタンドの端のほうは中央部と比べると座って観戦できるなど少し静かな傾向にあります。(試合によっては中央部に劣らないくらい熱いエリアになることもあります)

ピッチ内のイベントも見やすい席とは言い難いですが、スタジアムにある大型モニターなどを通してイベントを楽しむことは可能です。

試合についても横から見ることはできませんが、試合をピッチを縦に見ることができるなど他の座席では味わえない観戦をすることができます。

なんといっても、目の前に迫ってきた味方選手がゴールネットを揺らすなどダイナミックな視点でゴールシーンを楽しむことができるなど個人的には最も興奮できる席がサイドスタンドの特徴だと感じます。

サイドスタンド席は大きく「ホーム側」と「アウェイ(ビジター)側」で分かれています。

ホーム側ではビジター側のグッズを身に着けての観戦はできず、アウェイ側ではホーム側のグッズを身に着けての観戦はできないなどのルールがあります。

これは、過去に起きたサポーター間のトラブルを回避するための措置だといえます。

ホームのゴール裏席はサイドスタンド前面を座席としていることがほとんどであるのに対し、

アウェイ側はサイドスタンドの一部のみを座席としていることがあります。

アウェイ側のサイドスタンドの一部がホーム側のサイドスタンド席として割り当てられることや、ホーム側とアウェイ側との緩衝地帯として座席の割り当てが行われないことがあります。

指定席であれば、決められたエリア内で座席を選択することになります。

基本的に早い者勝ちで予約時に座席を選択して購入することになります。

ただし、通常の試合であればサイドスタンドは自由席で設定されることがほとんどです。

そのような場合は当日いかに座席を早く抑えるかが重要になります。

そのため、見たい席を抑えるには早くに現地到着する必要があるなど時間に余裕を持つ必要があります。どれだけ早く来るべきかは試合の規模により左右されることがほとんどです。

サイドスタンドはメインスタンドやバックスタンドと比べても、観戦チケットの値段は安く設定されています。

チケットの購入

Jリーグチケットの購入は下記の中から選択することとなります。
  • 【事前購入】QRチケット
  • 【事前購入】インターネット販売(パソコン、スマホ、携帯電話などで購入)
  • 【事前購入】店頭販売(コンビニで購入)
  • 【当日購入】現地販売(スタジアムで購入)
主流な販売方法となりつつあるのが、QRチケットです。
紙のチケットが必要ないので、試合当日にチケットを忘れたなんてトラブルの心配はしなくて大丈夫!
スマートフォンで試合のQRコードを見せるだけで簡単に入場できます。
指定席であれば、画面上で空席など位置を見ながら座席を指定して購入できるので複数人で観戦なんて時も安心です。

インターネット販売については、事前にインターネットでチケット購入処理を済ませてコンビニで紙チケットを受け取る購入方法です。
紙のチケットがやっぱり安心といった方におすすめの購入方法です。
こちらも、チケットレスと同様に画面上で座席指定可能です。

店頭販売については、コンビニの端末から事前にチケット購入する方法です。
ローソンの「ローチケ」やセブンイレブンの「セブンイレブン」、その他「チケットぴあ」から購入することになります。

当日購入については、言わずもがなですが当日スタジアムで直接チケットを購入する方法です。
試合によっては、完売なんてこともありますので、なるべくなら確実に観戦するために事前購入しておきたいところです。

試合観戦までに確認すること

試合観戦時の服装

試合観戦時の服装には特に決まりはありません。

ただし、ゴール裏席などで対戦相手や試合に関係のないクラブのユニフォームやグッズを身に着けての観戦はできませんのでそこは確実に守らなければなりません。

初めての観戦は気兼ねなく、普段来ている私服で観戦して楽しみましょう!

スタジアムに通う観客がどんな服装をしているかや観戦より楽しむための服装については記事にまとめていますのでよかったらこちらを参考にしてみてください。

持ち込み可能なもの・不可能なもの

現地観戦で欠かせないものといえば水分補給のための飲み物です。

暑さ対策の制汗シートやうちわ、観戦をより楽しむための応援グッズの持ち込みももちろんOKです。

ただし、ビンや缶などはスタジアムに持ち込むことができません。

こちらについては初めて観戦される方に向けて纏めていますのでこちらの記事を参考にしてください。

現地までのアクセス

スタジアムまでのアクセスについては当日慌てないためにも前日までに確認しておきましょう。

最寄りの駅のシャトルバスの乗り場や車で行く方であれば駐車場、また駐車場が満車になる時間帯などもあらかじめ知っておくことも観戦においては非常に重要です。

シャトルバスの最終便が早いスタジアムもあるので、帰りのバスの乗り場や発車時間についての確認もお忘れなく!

座席につくまでのルート

スタジアム案内図:維新みらいふスタジアム
スタジアムでは購入したチケットの席種ごとに入場ゲートが異なります。

基本的にはスタジアムにつけば案内看板などがあるので迷うことはないと思いますが、

あらかじめ自身がどこからスタジアムに入場すればよいのか知っておくことで当日の不安を1つでも減らすことができますよ。

試合当日の流れ

いよいよ試合当日。スタジアムに向かう準備ができたらいよいよスタジアムに出発です。

試合観戦をしたら帰宅まで気を抜けません。

ここでは試合当日の流れについて説明していきます。

忘れ物を確認する

家を出る前に忘れ物がないかの確認は必須です。

観戦チケット、家の鍵、スマートフォン、財布、ハンカチなどを忘れていないかチェックしましょう。

スタジアム訪問

初めてのスタジアム観戦。

試合を堪能するためにもキックオフ前には座席に確実についておきたいものです。

事前に調べておいたスタジアムへのアクセス方法を改めて確認しスタジアムに向かいましょう。

スタジアムに到着する時間について

キックオフの何分前に到着すればいいのという疑問を持たれている方もよく耳にします。

純粋に試合だけを堪能するのであれば、キックオフ30分前くらいを目安に到着することができれば余裕をもって観戦できます。

1時間前に到着できれば、選手のウォーミングアップやスタメン紹介の映像なども見ることができます。

2時間前であれば、スタジアムの場内外のイベントやスタジアムグルメを十分に堪能することもできます。

通常のJリーグの試合は2時間前に開場となるため、これ以上早く来場する目的としては自由席で目当ての座席を押さえるためというのが理由になります。

初めて観戦される方は1~2時間前に来場して一通りスタジアムを堪能してみることをお勧めします。

座席につく

スタジアムについたらまずは座席を確保しましょう。

自由席であればスタジアムに到着したらまず初めにやるべきことです。

座席を立つ時には自分の座席だとわかるものを置いておきましょう。応援グッズやペットボトルを置くなどといったイメージですね。

試合開始までの時間を過ごす

スタジアムについてから試合が始まるまでにも、スタジアムでの時間を楽しむことができます。

座席では選手のアップや選手紹介を楽しむことができますし、

外では、音楽ライブやサイン会、サッカーにちなんだイベントなどが催されていることも多くあります。

スタジアムによっては足湯なんてものもありますね。

ホームチームのグッズ(近場のクラブであればアウェイチームのグッズの出張所が出店することも)購入することができます。稀にホームとアウェイのクラブがコラボしたグッズなどが販売されることもありなかなかレアなグッズが手に入ることもあります。

スタジアムならではのグルメを食すのも試合前の時間の過ごし方の定番です。

日本のスタジアムグルメは海外でも話題になるくらいクオリティが高く、価格も手ごろなものが多く、地元の名店などがスタジアムに集まるので何を食べようか毎回迷うくらいスタジアム観戦の醍醐味だといえます。

スタグルを食べたりスタジアムを歩き回ってそのスタジアムならではの雰囲気を楽しむのは試合前ならではの楽しみ方だといえます。

試合観戦

待ちに待った試合観戦。

白熱する試合を楽しみ、応援するクラブのゴールに大いに歓喜して試合の雰囲気を思いっきり堪能しましょう!

現地観戦ならではの臨場感と熱気はスタジアムでしか味わえません!

ゴール裏の熱い応援合戦も必見です。

帰宅について

試合が終わったら、あとは帰宅するだけ・・・ではあるのですが、

あらかじめ押さえておくべきことがあります。

電車であれば、混雑することはありますがほかの交通手段と比べればまだ許容できるレベルかと思います。

バスは、シャトルバスや路線バスの情報はあらかじめ調べておいたほうが良いです。

また、スタジアムによってはバスに乗るまでに長時間外で待たなければならないなんてこともあるので、長期戦の覚悟が必要になることもしばしば。

自家用車は、公道に出てしまえばある程度流れるようになりますが、そもそも駐車場から出られないという問題が発生することがあります。

試合後に選手がサポーターの前に来てくれるのですが、そこまで待つと混雑に巻き込まれる可能性が高いので、急ぐ方は試合終了後すぐに席を立つことをお勧めします。

ただ、私としては試合後のスケジュールに余裕をもっておいて選手のあいさつまで楽しむことをお勧めします。選手が一番近くに来てくれる瞬間でもありますし、手を振ったり声をかけたりできる数少ない時間でもあります。

最後に

スタジアムでの現地観戦初心者向けに観戦までの準備や当日の流れについて説明してきました。

この記事で試合観戦の不安が少しでもなくなったり、スタジアムでの楽しみ方について少しでも参考になれば幸いです。

スタジアムにはスタジアムにしかない非日常感や熱狂を楽しむことで日頃のストレス発散にもなります。

記事はここで締めたいと思います。Jリーグの現地観戦、思いっきり楽しんできてください!