【アクセス・紹介】ミクニワールドスタジアム(ギラヴァンツ北九州)

ギラヴァンツ北九州のホームスタジアム、

ミクニワールドスタジアム北九州(ミクスタ)について紹介していきます。

新幹線を降りて駅から出て徒歩7分と国内屈指の新幹線停車駅近なスタジアム。

屋根もある、海にサッカーボールが飛ぶ、そんな新しくできたミクスタについて紹介していきます。

スタジアムへのアクセスについても紹介していますので見ていってください。

ミクニワールドスタジアム北九州の概略

スタジアムの概略

ミクニワールドスタジアム北九州は、

福岡県北九州市小倉北区にあるギラヴァンツ北九州の本拠地スタジアムです。

正式名称は北九州スタジアムですが、

2017年の開業当初からネーミングライツでミクニワールドスタジアム北九州と呼ばれていたため、

北九州スタジアムと呼ぶ人はほとんど見たことありません。

略称としては、「ミクスタ」が使用されています。

ギラヴァンツ北九州のホームゲームは基本的にはすべてミクスタで開催されます。

ミクスタの着目ポイントについて

ミクニワールドスタジアムを語るうえでは欠かせないポイントをピックアップしてみました。
  • ミクスタの特徴
    • 2017年にできた比較的新しいサッカー専用スタジアム
    • 車のアクセスも可、山陽新幹線のぞみ号が停車する小倉駅から徒歩10分以内の良アクセス
    • 海に面しており、選手が蹴ったボールが客席を超えて海に落ちることがある
    • バックスタンドだけ屋根がない特殊な構造
    • メインスタンドはG席、S席、A席。バックスタンドとサイドスタンドはすべてB席(一部アウェイ席)

スタジアムの略歴

本城陸上競技場がホームスタジアムだったころのギラヴァンツ北九州
ミクニワールドスタジアムの開業は2017年と比較的新しいスタジアムです。

スタジアム完成までは、ギラヴァンツ北九州のホームは北九州市八幡西区にある本城陸上競技場(略称では本陸と呼ばれていました)を使用していました。

今となっては黒崎駅からシャトルバスでアウェイでの試合を観戦しにスタジアムに行っていた頃が懐かしいです。

スタジアムの特徴

ミクスタはスタジアムの形態としてはサッカー専用スタジアムで、

収容人数15,300人のJ1基準を満たしたスタジアムとなっています。

屋根はドームでないスタジアムでは珍しく、メインスタンド、サイドスタンドに全面屋根がついているものの、バックスタンドのみ屋根がついていないという構造になっています。

バックスタンドに屋根がついていない理由については、将来的には海側への座席拡張を見込んでいるとのことです。座席拡張された場合は屋根が設置されるものだと思われます。

とはいうものの、屋根のない現状としてはバックスタンド裏は関門海峡に面しており、海が広がる景色を味わいながらサッカー観戦を楽しむことができるといった特徴があります。

海との距離も非常に近いため、バックスタンドを超えたサッカーボールが何度も海に落ちたことがあるようです。

スタジアムへのアクセス

遠方からのミクスタへのアクセスで便利なのは、自家用車もしくは新幹線と在来線です。

また、飛行機でもアクセスが可能で、おすすめは北九州空港ですが、

福岡空港からも在来線や新幹線を使ってアクセスが可能です。

専用駐車場はありませんが、周辺には平面駐車場や立体駐車場が充実しています。

ただし、周辺ではイベントなども多く、また駅も近いため確実にアクセスするには公共交通機関がよいといえそうです。
ミクスタのアクセスのポイント
・東海道新幹線駅から徒歩7分の圧倒的好アクセス
・駐車に困らない豊富な駐車場数
・遠方からは北九州空港、福岡空港が選択肢に入るなど飛行機のアクセスも充実

電車でのアクセス(新幹線、在来線)

JR小倉駅までのアクセス

ミクニワールドスタジアム北九州は、JR小倉駅の新幹線口から徒歩7分でスタジアムに到着する、

国内でも屈指の新幹線降りてすぐ試合観戦ができるスタジアムです。

新幹線・在来線でアクセスする場合は「JR小倉駅」での下車一択になります。

※ちなみに、ときどきおぐらと呼ぶ方がいますが、読み方は「こくら」です。

JR小倉駅へのアクセスは以下のような方法があります。
  • 小倉駅までのアクセス方法
    • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」
      • 博多駅と大阪、東京方面につながる東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号は小倉駅ですべて停車します。本州の遠方からアクセスする場合は第一候補となる交通手段だといえます。
        同じく博多駅から発車する「ひかり」「こだま」もすべて停車します。
    • 九州新幹線「さくら」「みずほ」
      • 九州新幹線のうち鹿児島・熊本方面と本州をつなぐ「さくら」「みずほ」号は小倉駅ですべて停車します。西九州や南九州方面からのアクセスでも新幹線は第一候補に入ります。
    • 特急「ソニック」「きらめき」(「にちりん」「にちりんシーガイア」「リレーかもめ」)
      • 九州は特急王国といっても過言ではなく、鹿児島本線や日豊本線を中心に平日・休日問わず特急電車が数十分に1本の頻度で走っています。福岡県内や大分方面からのアクセスでは有力候補に入ってきます。基本的には日中は「ソニック(博多-大分間)」「きらめき(博多-門司港間)」号が走っています。
        中距離からアクセスする場合は、特急料金が格安になる「2枚切符」や「4枚切符」の購入がおすすめです。これらの切符は窓口や券売機で購入することが可能です。
        また、早朝や夜間などには宮崎空港に接続する系統の「にちりん」「にちりんシーガイア」や長崎方面に接続する系統の「リレーかもめ」なども走っています。
    • 在来線
      • 小倉駅にはもちろんJRをはじめとした在来線でのアクセスが可能です。
        近距離向けの交通手段なため、ここでは概要だけ説明して詳細の説明は割愛します。
        • 「鹿児島本線」博多方面や門司港方面からアクセス可能
        • 「山陽本線」下関方面からアクセス可能
        • 「日豊本線」大分・別府方面からアクセス可能
        • 「日田彦山線」添田方面からアクセス可能
          ※日田や彦山からはBRT「ひこぼしライン」で添田駅乗り換え
        • 「北九州モノレール」小倉南区方面からアクセス可能

JR小倉駅からスタジアムまでのアクセス

小倉駅からスタジアムへは、新幹線口からそのままペディストリアンデッキにでて、

右側に進んでいくと動く歩道のある場所に出ますので、そのまま進んでいきましょう。

試合当日に会場への専用の案内看板はあまり見かけないと思いますが、

ミクスタへの方面案内はいたるところに出ているので従っていけばすぐに到着します。

わからなければユニフォームを着た人たちについていけば到着します。

デーゲームであれば、試合を見た後に都内までそのまま新幹線で戻ることはできますが、

ナイトゲームでは、新大阪まで戻るのがぎりぎりになるので、遠方の方は宿泊などを選択肢に入れる必要があります。(18時キックオフでも、名古屋や都内の場合は新幹線に間に合いません。)

ダイヤ改正などもありますが、新幹線の終電の目安を記載します。

小倉駅から主要駅への終電時間(ナイターゲーム)

新幹線駅小倉駅発(終電)終電着
東京駅19:1023:50
名古屋駅20:1023:20
新大阪駅21:2023:40
鹿児島中央駅22:0023:30

飛行機でのアクセス

飛行機でスタジアムへ来場する場合は、北九州空港福岡空港からアクセスが可能です。

それぞれの空港からアクセスする場合も、JR小倉駅を経由することとなります。

北九州空港からのアクセス

飛行機でミクスタに向かう場合は北九州空港を経由してのアクセスがおすすめです。

北九州空港はスタジアムから最寄りの空港であり、羽田空港からも1時間に1本程度飛行機が飛んでいます。時間によっては2時間に1本という場合もあります。

北九州空港からはに到着したら、北九州空港出入口にある券売機でバスの切符を購入して、

小倉駅方面のバスに乗り込みましょう。 料金は710円程度です。

空港からノンストップで小倉駅まで行くバスに乗ることができれば30分ちょっとで到着します。

下車はスタジアム最寄りの小倉駅新幹線口です。

バス下車後は、スタジアムへの看板に従って徒歩で向かうことになりますが、

徒歩7分程度で到着します。
北九州空港から小倉駅までのアクセス
北九州空港からミクスタに向かう場合は、空港から路線バスに乗ることになります。

路線バスは小倉駅行き、黒崎駅行き、朽網駅行き、ジアウトレット北九州行きなどがありますが、小倉駅行きに乗りましょう。

路線バスは飛行機の到着時刻に合わせて出発するので空港に到着してゆっくりしすぎない限りはスムーズに乗り継ぎが可能です。

小倉駅行きのバスは、ノンストップ(快速)と各駅停車がありますが、ノンストップバスに乗ってください。(小倉駅までの料金はどちらも同じです。)

バスは小倉駅新幹線口(ミクスタのある側)に到着するので、直接スタジアムに向かう場合はここから徒歩でスタジアムに向かうことになります。
じゃらんnet

福岡空港からのアクセス

福岡空港に到着したら、駅に乗り入れている福岡市営地下鉄で博多駅にまずは向かいましょう。

福岡空港駅から博多駅までは2駅です。

博多駅ではJR線に乗り換えて小倉駅に向かいましょう。

博多駅から小倉駅に向かう方法としては、在来線、特急、新幹線でアクセスが可能です。

どれを使用するかについては時間とお財布と相談ですね。

運行時間にもよりますが、在来線を使用するのであれば特急券2枚切符がおすすめです。

2枚切符は博多駅の券売機でも購入可能です。

片道あたりでいえば、在来線+数百円の料金で特急で早くお得に小倉駅に向かうことができますよ。

自家用車でのアクセス

スタジアムは小倉駅新幹線口からも近く、北九州都市高速の小倉駅北ICからのアクセスも非常に良いです。

ただし、ミクニワールドスタジアムには専用の駐車場がなく、アウェサポであれば公共交通機関をお勧めします。

また、新幹線や在来線など公共交通機関からのアクセスが良いため、車で来場する必然性がないという点も理由に挙げられます。

ただし、スタジアム周辺の駐車場は充実しているという実情があります。

近隣の駐車場を合わせればそれなりの台数の駐車が可能ですが駅に近いという立地からサッカー観戦以外の用途も想定されるのが特徴です。近隣の駐車場についていくつかピックアップして紹介します。

値段についても記載をしていますが、あくまで記事作成時点の情報ですので変動する可能性があります。訪問する場合は事前に調べたりしてください。
  • ミクスタ近くの主な有料駐車場
    • ギラ浅野汐風パーキング
      • スタジアム西側に位置する450台程度駐車可能な平地+立体の駐車場です。スタジアムには徒歩10分程度のアクセスとなっており、60分100円と北九州の都心部にしては比較的割安な値段となっています。
    • 浅野ベイパーク
      • スタジアムの北側に隣接した海に面した平面駐車場。350台程度駐車可能となっており、スタジアムに最も近い駐車場の一つとなっています。24時間駐車料金も500円と割安となっています。スタジアムでの観戦にうってつけの駐車場だといえそうですが、それだけに混雑する可能性があるので来場時間は意識しておいたほうがよさそうです。
    • トラストパーク小倉駅北
      • 小倉駅とスタジアムの間に存在し450台程度が駐車可能な立体駐車場です。駅に少し近いからか24時間駐車料金は1,200円と周辺の他の駐車場と比較して若干割高です。スタジアムへは徒歩3分程度と浅野ベイパークに次いで、アクセスは抜群です。
    • あるあるcity2号館駐車場
      • 小倉駅新幹線口に近く、商業施設で漫画ミュージアムもあるあるあるcityへのアクセスのよい立体駐車場です。24時間駐車料金は900円と近隣では標準的な駐車料金となっています。スタジアムへのアクセスは5分程度とこちらもアクセスはよいです。
    • スターパーク浅野第一
      • あるあるcity2号館駐車場の対面に2020年に新しくオープンした4階建ての立体駐車場。駐車台数は不明ですが、400台前後駐車できるものと見られます。24時間駐車料金は900円となっており、スタジアムへのアクセスは5分程度となっています。
どこの時間貸駐車場もスタジアムから近くて便利ですが、特定の道路に集中して面しているため帰りは渋滞します。特に、小倉駅から徒歩で観戦している方も横断する道路なのでなかなか車が動かないなんてこともあります。

スタジアムから少し離れますが、小倉駅新幹線口の近くに予約制駐車場もいくつかあるので帰りの混雑を避けたい場合は選択肢にも入ってきます。

座席

ミクニワールドスタジアムの座席について説明していきます。

メインスタンド

メインスタンド1階席からの眺め
メインスタンド2階席からの眺め
メインスタンドは三層式で、全面屋根に覆われています。

西側がメインスタンドとなっているため、直射日光などの心配もあまりする必要がなく、

雨も基本的には濡れることはなくて済みそうです。

ピッチまでの距離はかなり近く、応援席で鳴り物が鳴っている中でも

ボールの音や選手や監督の声も余裕で聞こえます。

メインスタンドの1層中央(座席がオレンジ色の部分)はG席に設定されており、基本的には指定席として運用されています。1層目の両側はS席(自由席)となっています。2層目はビジネスシートなどに開放されることもあります。3層目はA席(自由席)です。

バックスタンド

バックスタンドから眺めるメインスタンド
スタジアムで唯一屋根がついていないのがバックスタンドとなります。

メインスタンド側からバックスタンドを見ると座席のKITAKYUSHU(北九州)の着色が浮かび上がるようになっています。

バックスタンドのすぐ後ろには海が広がっており、海に隣接しているスタジアムであることを体感できます。行けば分かるのですが、海の上に建てたスタジアムではないかというほど海が近いです。

そして、ピッチ激近の距離で観戦ができます。

一層式ですが、今後海側に座席を拡張することも検討されているようなので、

スタジアムの将来にも期待できますね。

サイドスタンド(ゴール裏)

サイドスタンド(ホームゴール裏席)からの眺め
サイドスタンド(アウェイゴール裏席)からの眺め
ミクスタのゴール裏席は、ホーム側もビジター側も全面的に屋根がついています。

そして、ゴールまでの距離が非常に近く、

ゴール前の攻防や、ゴールネットが揺れる瞬間も間近で味わうことができます。

スタジアムグルメ

ミクスタでは北九州のご当地グルメや地ビールなどを楽しむことができます。

ご当地グルメとしては、関門タコを使ったタコ串やたこめし、かしわうどんやかしわ飯、

ここ数年で地元でも名前をよく聞くようになった門司港のクラフトビールなどが味わえます。

ご当地グルメの多い北九州なので一度にすべてを味わうのは難しいですが、

スタグルを楽しんで試合観戦に臨んでみてはいかがでしょうか?

スタジアム周辺の観光地

北九州市は観光やグルメにも恵まれている地といえます。

ミクスタ周辺の観光地

北九州市が広いので、北九州市に絞った観光地について紹介していきます。

特に観光地が集中しているのが門司区の門司港エリアになります。

関門海峡やレトロな街並みなど大正時代のような雰囲気が味わえます。

門司港エリアのお勧め観光地はこんなにあります。

・関門海峡
・門司港レトロ
・九州鉄道博物館
・門司港タワー
・関門海峡ミュージアム
・海峡プラザ

お盆には関門海峡花火大会も開催されるので、時期が合えば試合のついでに見てみるのも良いですね。


また、八幡東区には新日本三大夜景に選ばれた皿倉山があります。

八幡駅からふもとのロープウェイ乗り場までシャトルバスが出ているので、

ぜひ100万ドルの夜景を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ミクスタ周辺のご当地グルメ

福岡県といえば、中洲の屋台やとんこつラーメン、もつ鍋、水炊き、焼き鳥(豚バラ)、がめ煮、明太子、かしわうどん、かしわおにぎりなどすぐに思いつくようなものがたくさんあるグルメ大国です。

福岡県は広く、宿泊前提に福岡県に乗り込んでくる場合はいろいろ回ることもおすすめですが、屋台で有名な天神・中洲エリアやとんこつラーメンの発祥である久留米までは北九州からは少々距離があるため、日帰りの場合は観戦ついでの福岡グルメ探訪は少々厳しいかもしれません。

ただし、北九州に絞ってみてみても、名物グルメは多くあります。

・焼きカレー(門司港エリア)
・焼うどん(小倉発祥)
・戸畑ちゃんぽん(戸畑エリア)
・八幡餃子(八幡エリア)
・北九州うどん(北九州全域)

とんこつラーメンの印象が強い福岡県ですが、柔らかく程よい腰のあるうどんも福岡県に根付いた麺食です。北九州市で外せないのが資さんうどん(すけさんうどん)で、西日本を中心にチェーン展開されており、うどん屋なのにおでんとおはぎがあることで有名です。また、小倉駅在来線改札内で食すことができる8番ホームのうどんも一部界隈では有名な安くておいしいうどんがあります。(私もスタグルを食べる代わりにここのうどんを食べることがあります。)

他にも、冬場はカキ小屋が栄えたりと食べきれないだけのグルメがある北九州も観戦ついでに堪能してみてください。