いざスタジアムで観戦するといったときにあらかじめ知っておくべきことがあります。
それが、スタジアムに持ち込み可能なもの、持ち込み不可能なものについてです。
スタジアムでの現地観戦に欠かせない飲み物1つをとっても容器によっては持ち込み可能だったり不可能だったり厳密にルールが決められています。
応援グッズについても席種によっては持ち込み不可能なものがあります。
観戦前に手荷物検査で引っかかるなんてことがあればせっかく現地に来たのにテンションも下がってしまいます。
せっかくの現地観戦を楽しむためにも、持ち込めるもの、持ち込めないものについて本記事では紹介していきたいと思います。
目次
持ち込み制限がされる理由
スタジアムへの持ち込み制限がされる理由は主に下記の理由によるものです。
- テロ対策
- 観客間でのトラブル回避
- スタジアムの物販
主な理由としては安心・安全に観戦するために危険物や危険物になりうるものの持ち込みをさせないことがあげられます。 トラブルが起こる心配をしながらでは試合観戦を存分に楽しむことはできませんよね。 そのように考えると、スタジアムが安心して観戦できる場所として保証されていることにもなるので集客を阻むリスクへの対処としても持ち込み制限は機能しています。 上記のような理由で、他のスポーツ観戦や音楽ライブなど様々なイベントでも行われているように、Jリーグ観戦でも手荷物検査が行われます。 安心・安全に試合観戦するためのものなので、スタジアムごとに設定されたルールには従って観戦を楽しみましょう。
持ち込み可能なもの
まずはスタジアムへの持ち込みが可能なものから見ていきます。 常識の範囲内であれば試合観戦に必要なものは原則的に持ち込みが可能です。 その中でもスタジアムならではの注意点もありますので、そこについても触れていきたいと思います。 どのスタジアムでも共通なルールとして説明していきます。
持ち込み可能な飲食物
お弁当やお菓子、飲み物など基本的には持ち込みは可能です。 実際に食べ物や飲み物を持ち込む人はかなりいますので持ち込みについて心配する必要はありません。 ただし、安全上の観点からビン類、缶類などはスタジアム内への持ち込みは禁止されていますので注意が必要です。 缶やビンの中身の持ち込みができないわけではありませんが、スタジアム内に中身を持ち込みたい場合は、紙コップやプラスチックコップなどに移し替える必要がありますのであらかじめコップの用意が必要となります。 正直移し替えはかなり手間なので、飲み物の持ち込みについてはペットボトル飲料か水筒で考えておくのが無難です。 スタジアムでは自動販売機やスタジアム内で出店しているお店で飲み物は買うことができますが、 購入のための行列ができることもありますので、 あらかじめコンビニやスーパーでペットボトル飲料を購入して持ち込むか、 家で作った飲み物を水筒に入れて持ち込むことをお勧めします。 自動販売機は事前に用意した飲み物が足りなかった場合の予備として考えるのが良いです。(売り切れることもあるので注意) ペットボトルを持ち込む場合も注意が必要で、容量制限が設けられていますので注意が必要です。 スタジアムによって500mlを超えるものはNGのスタジアムと、600mlを超えるものはNGのスタジアムがありますので、スタジアムごとのルールを観戦前に確認しておくことをお勧めします。
現地調達可能な飲食物
飲食物は現地でも購入が可能です。 いわゆるスタジアムグルメ(スタグル)ですね。 スタグルはスーパーやコンビニなどと比べて若干高くつきますが、作り立ての商品を味わえたり、ご当地グルメなども食べることができるのでせっかく現地観戦するのであれば、楽しまない手はありません。 そして地元の名店などが出店するなどクオリティが高いものが多く、単純な食事としても楽しめます。 特に、アウェイサポーターであれば、ご当地グルメがスタジアムで食べられることはうれしいですね。 購入したスタグルは、スタジアム外の広場でも座席に持ち込んで食べてもOKです。 スタグルはスタジアム内の売店やスタジアム外で屋台やキッチンカーの集まるスタジアムグルメ広場で購入が可能です。 また、缶ビールは持ち込みできませんが、ビールやハイボール、レモンサワーなど(紙コップやリユースカップでの提供)はほとんどのスタジアムで購入可能ですので試合観戦しながらお酒を楽しむこともできます。 プロ野球のようなビールの売り子さんはサッカースタジアムにはいませんので購入の際はお店に行く必要があります。
天候対策
体調管理のためにもスタジアムで現地観戦するにあたっては天候への対策は必須です。 そのような天候対策のものはもちろん持ち込みは可能です。 暑さや寒さへの対策の一例を紹介していきます。
- 暑さ対策
- 帽子
- タオル/タオルマフラー(タオマフ)
- うちわ/ハンディ扇風機
- 日焼け止め
- 汗拭きシート
- 寒さ対策
- ブランケット
- コート
- カイロ
スタジアムでもホームクラブのタオルマフラーであれば、試合当日に出店しているグッズショップで購入が可能です。 ただ、目当てのものがあるとは限らないので事前に準備して持ち込むことをお勧めします。 雨天時には別途天候対策が必要となってきますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
応援グッズ・観戦を楽しむためのグッズ
クラブのユニフォームやタオルマフラーを始め、 旗やペンライトなど観客席から試合を盛り上げるグッズも持ち込みの定番です。 応援上級者になってくると大旗やゲートフラッグ(ゲーフラ)などを観客席で掲げる方などもいるように、大きいサイズのグッズなども持ち込み可能となっています。 大旗やパイプフラッグ(パイフラ)など大型のものについては事前にスタジアムに申請が必要となりますので、持ち込みを考えている方は申請方法を確認しておきましょう。
その他持ち込み可能なもの
その他に必要なものとしては、観戦をより楽しむために双眼鏡や望遠鏡などを持ち込むのも良いですね。 試合中というよりは、試合前にピッチに出てきた選手を見るにはこれがあれば表情なども確認できて良いです。 もちろん、写真や動画撮影のためにスマートフォンやカメラ、ビデオの持ち込みは可能です。 バッテリーについても持ち込み可能です。 写真や動画も試合中のものでなければSNSへの投稿も許容されています。詳しいルールはJリーグ公式HPに記載がありますので参照してください。 忘れてならないものとしては、ハンカチ、ポケットティッシュは必須級です。 そして、ウェットティッシュは飲食をする際に手を拭くには必須なので、積極的に持ち込むのが良いです。 また、会場にゴミ箱が用意されることは多いですが、試合によっては捨てられないことも想定されるのでゴミ袋(コンビニ袋でもよい)があると便利です。 ※リーグ戦ではスタジアム内にごみ箱は用意されます。天皇杯のナイターなど観客が入りづらい試合は念のため持ち込みをお勧めします。
持ち込み制限されるもの
安心・安全のためにスタジアム内へ持ち込み制限されるものについて紹介していきます。
- 危険物(爆発物、刃物、毒物・薬物、ドローンなど)
- ペット(犬、猫などペット全般) ※ただし、盲導犬や聴導犬など補助をするための動物を除く
- ビン類、缶類
安心・安全な観戦をするために、危険物の持ち込みはできません。 具体的な説明は難しいですが、ざっくりと爆発物や刃物、毒物やドローンなどはNGです。 観戦に必要ないものは持ち込まないと考えれば当然といえば当然ですね。 また、ペットなど動物についても入場はできません。 ただし、盲導犬や聴導犬などは問題なく入場は可能です。 そして、飲食物についても一部制限がかかっています。 缶や瓶などは持ち込み不可です。 600mlを超えるペットボトル(スタジアムによっては500mlを超えるもの)も持ち込みに制限がかかりますので注意しましょう。
まとめ
持ち込みできるもの、できないものを簡単にまとめてみます。
持ち込みNG
- 危険物(爆発物、刃物、毒物・薬物、ドローンなど)
- ペット(犬、猫などペット全般) ※ただし、盲導犬や聴導犬など補助をするための動物を除く
- ビン類、缶類 ※ただし、飲み物であれば中身は紙コップ等に移して持ち込み可
- ペットボトル(スタジアムで定められた一定量を超えるもの 500ml or 600mlを超えるもの)
持ち込みOK
- 暑さ対策(帽子(つばが広くないもの)、タオル、うちわ、ハンディ扇風機、日焼け止め、虫よけなど)
- 寒さ対策(ブランケット、コート、カイロなど)
- 雨天対策(レインウェア、折りたたみ傘など)
- ハンカチ、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ
- ゴミ袋
- 双眼鏡、望遠鏡
- スマートフォン、カメラ、ビデオ、スマホバッテリー
- 食べ物(お弁当、お菓子など基本的に全般)
- 飲み物(ペットボトル、水筒、紙コップ、プラコップ) ※ペットボトルはスタジアムごとに容量規定あり
- 応援グッズ
持ち込みについては、常識の範囲内であれば基本的にできますのであまり気負う必要はありません。 事前に何を持ち込んでよくて、何を持ち込んではいけないかを知っているだけでも現地でのトラブルを回避することができます。 少しでもこの記事が現地観戦される方のサポートになっていれば嬉しいです。 それでは、楽しい現地観戦を。行ってらっしゃい!