在来線の駅から近すぎるスタジアムであるサガン鳥栖のホームスタジアム、駅前不動産スタジアム(駅前スタ)を紹介していきます。
駅からスタジアムまでも距離も近ければ、観客席からピッチまでの距離も近い、見どころ満載のスタジアムについて詳細に説明します。

スタジアムの概略

スタジアムの略歴
- 1996年
- JR九州の鳥栖操車場跡地にサガン鳥栖の前身である鳥栖フューチャーズのホームスタジアムとして鳥栖スタジアムが開業
- 1998年
- サガン鳥栖のホームスタジアムとしてJ2で使用開始
- 2008年
- 企業のネーミングライツ取得により、ベストアメニティスタジアム(通称、ベアスタ)に改称
- 2013年
- 一部改修によりトイレの洋式化、大型ビジョンへの変更などリニューアル実施(2013年~2015年)
- 2019年
- 企業のネーミングライツ取得により、駅前不動産スタジアム(通称、駅前スタ)に改称
- 2024年
- 2023シーズンオフより座席を改修し、ベンチ席を背もたれ付きの個席に変更。ACL開催基準を満たすように。
スタジアムの所在地

駅前不動産スタジアムは、佐賀県鳥栖市京町にあります。 JR在来線の鳥栖駅や九州自動車道の鳥栖ジャンクションが近くにあります。
スタジアムの基本情報
スタジアム正式名称 | 駅前不動産スタジアム(2019年1月~) |
Jリーグ呼称 | 駅スタ |
旧名称 | 鳥栖スタジアム ベストアメニティスタジアム(呼称:ベアスタ) |
ホームクラブ | サガン鳥栖 |
所在地 | 佐賀県鳥栖市京町812 |
開場 | 1996年5月 |
スタジアムライセンス | J1,ACL |
スタジアム形態 | サッカー専用スタジアム |
収容人数 | 24,490人程度 |
構造 | 二層式 |
屋根 | メインスタンド、バックスタンド |
アクセス候補駅 | 鳥栖駅(JR鹿児島本線、JR長崎本線) |
スタジアムの特徴

駅前スタジアムはサッカー専用スタジアムらしく観客席とピッチの近さが特徴です。
スタジアムの座席

座席の構造
メインスタンド、バックスタンド、サイドスタンドはいずれも二層式となっています。 全てのスタンドで一層目が二階席、二層目が三階席となっており、一層目の最前列でもピッチからは4メートル程度高さがあるため、ピッチに近いながらも俯瞰して観戦ができるため近さと見やすさが両立されているといえます。 メインスタンドとバックスタンドには屋根が完備されており、一層目の前列やスタンドの隅でなければ雨が降っても濡れる心配をすることなく試合観戦を楽しむことができます。 サイドスタンド(ゴール裏席)はホーム側も、アウェイ側も屋根がついていないため雨天時はレインコートは必須です。
座席の紹介
駅前不動産スタジアムの特徴は以下のものがあげられます。
- 選手との距離が近い
- 座席に高さがあり、どの座席からも俯瞰している
- メインスタンドとバックスタンドの多くの座席は屋根に覆われている
- サイドスタンドには屋根はない

選手との距離が近い
駅スタはサッカー専用スタジアムであるため、観客席からピッチまでの距離が近く試合でも選手を間近で見ることができます。
コンパクトなサッカースタジアムながら、収容人数は25,000人近くあり、多くの人がダイナミックに試合を楽しむことができるのがスタジアムの特徴の一つです。
座席に高さがあり、どの座席からも俯瞰している
メイン、バック、サイドスタンドのどこをとっても最前列には3,4メートル程度の高さがあり、どの座席からもある程度俯瞰して試合を楽しむことができます。
俯瞰しているということはピッチ全体を見渡しやすくなるため、ボールや選手の動きを追いやすく、見やすさを重視したスタジアムといえそうです。
ゴール裏席は選手との距離の近さと、俯瞰しての試合が見られるといったバランスの良さのある国内でも珍しいタイプのスタジアムだといえます。
一方で、高さがあるため試合後に選手と直接触れ合うといったことは難しいです。
メイン・バックスタンドには屋根があり、サイドスタンドには屋根がない
メインスタンドとバックスタンドには屋根があります。ただし、スタンドの両端の席には屋根がありませんので注意が必要です。
また、サイドスタンドは全面的に屋根がありません。ただし、座席の構造が2階層となっているため1階層目のコンコース側は2階層目の座席が頭上に来るため実質的に屋根のような役割を果たしています。

スタジアムアクセス

2024年開業の長崎スタジアムシティも含めて公共交通機関でのアクセスが良いスタジアムが九州には多いですが、駅前不動産スタジアムはそんな駅近スタジアムの先駆け的存在だといえます。
ここではそんな駅スタの在来線を含め、新幹線や飛行機、車でのアクセスについて紹介していきます。
電車でのアクセス
在来線でのアクセス
在来線ではJR鹿児島本線、JR長崎本線の鳥栖駅が最寄り駅となっています。
鳥栖駅からはスタジアムが大きく見えるほど近いですが、駅の改札口がスタジアムとは反対側にありり、スタジアムへ向かうにはいったん改札を出てから虹の橋という跨線橋を渡って向かう必要があります。
鳥栖駅改札からは5分程度の距離があります。(跨線橋からスタジアムまでは3分程度の距離。)
新幹線でのアクセス

新幹線でアクセスする場合は、新鳥栖駅が最寄り駅となり、新鳥栖駅からは在来線(長崎本線)に乗り換えて鳥栖駅まで移動することが必要です。
ちなみに新鳥栖駅からは距離が3km以上あるため徒歩でのアクセスは候補に入りません。
博多駅からのアクセス
参考までですが、福岡市の繁華街、天神や博多からのアクセスについても紹介します。
博多駅からはJR在来線でのアクセスをお勧めします。(天神駅からはいったん博多駅まで市営地下鉄で移動してください。)
理由としては、博多駅から鳥栖駅は乗り換えが必要ないこと、料金が安いこと、特急や新幹線を利用した場合と比べて時間がそれほど変わらないからです。
それぞれの移動方法を比較してみました。(金額や時間は変わることがあるので目安としてご確認ください。)
アクセス | 所要時間 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
在来線(快速) | 29分 | 570円 | 乗り換えなし |
在来線(特急) | 25分 | 2,350円 | 乗り換えなし |
新幹線 | 35分 | 1,530円 | 新鳥栖駅で長崎本線へ乗換 |
在来線は普通列車の場合は所要時間43分程度となります。
その他については表を見ての通り、時間や料金を見ての通り在来線快速が便利で安いです。ただし、在来線で注意が必要な点としては、電車の本数が多くなく、1時間に2,3本しか走っていない時間帯があります。あらかじめ時間を調べておけば防ぐことはできるので、必要に応じて対策しておきましょう。
一方で、九州は特急大国でもあり、特急は在来線と同等か時間帯によってはそれよりはるかに多くの本数が走っています。ただし、料金は在来線と比較しても1,800円近く高く、さらに新幹線よりも高くつきます。急ぐ必要がある場合や、快適に移動したい、九州のいろいろな特急に乗ってみたいなど理由がある場合は選択肢に入ってきます。
博多から鳥栖駅まで新幹線で移動する人は少ないです。関東でいえば、東京駅から横浜駅に行くのにわざわざ新横浜駅まで新幹線に乗ってそこから在来線に乗り換えて移動するような感覚が近いです。乗車時間だけでいえば、15分程度と短いですが、新鳥栖駅での新幹線から在来線への乗り換え時間を考慮すると在来線以上に時間がかかるといったのが実態です。
飛行機でのアクセス


飛行機で空港からアクセスする場合は福岡空港と佐賀空港が選択肢となります。
どちらの空港からも公共交通機関を利用してアクセスが可能です。
福岡空港からのアクセス
福岡空港からアクセスする場合のルートについて紹介します。
福岡空港→(福岡市営地下鉄)→博多駅→(JR鹿児島本線:快速)→鳥栖駅
福岡空港からスタジアムまでは乗り継ぎが順調にいけば1時間もあれば到着することが可能です。
佐賀空港からのアクセス
佐賀空港(九州佐賀国際空港)からアクセスする場合のルートについて紹介します。
佐賀空港→(路線バス)→佐賀駅→(JR長崎本線:普通or特急)→鳥栖駅
空港から佐賀駅までの路線バスは35分程度要します。佐賀駅から鳥栖駅までは特急で17分程度(980円)、普通列車で25分程度(480円)となっています。区間快速は走っていますが、佐賀駅から鳥栖駅の間は各駅停車となっています。
佐賀空港で飛行機を降りてスタジアムに直行する場合は、バス出発までの待ち時間も含めて1時間30分くらいかかることは見ておくのが良いです。
空港からのアクセスについての纏め
公共交通機関を用いて空港からスタジアムへ直行する場合は、福岡空港からは1時間程度、佐賀空港からは1時間30分程度と福岡空港に分があります。
一方で、車でアクセスする場合は福岡空港からは1時間程度、佐賀空港からは40分程度と佐賀空港に分があります。
とはいえ、遠方からのアクセスの場合は時間差は誤差の範囲かなと思いますので、観戦以外の目的に応じて使い分けるのが良いと思います。
車でのアクセス

駅前不動産スタジアムには無料駐車場と鳥栖駅周辺の有料駐車場があります。
無料駐車場

鳥栖駅には第1から第6までの(第4駐車場はない)5つの無料駐車場が存在します。
ただし、第1から第3は関係者や年間駐車場パス利用者専用駐車場となっているため、一般利用者は鳥栖駅北側の第5、第6駐車場を使用することとなります。
第5駐車場は200台程度、第6駐車場は50台程度と多いわけではないので、車での来場を考えているアウェイサポーターは開場前の来場をお勧めします。
有料駐車場
有料駐車場として候補となる大型駐車場は3か所あります。
1つ目は、有料駐車場の中ではキャパシティが最も大きい鳥栖駅東駐車場です。こちらはキャパシティ285台と容量としては割と大きいです。
2つ目は、鳥栖駅立体駐車場です。スタジアムからは線路を挟んでいるため、虹の橋(跨線橋)を渡る必要はありますが、こちらもキャパシティは283台と他の駐車場に止められなかった場合の候補となります。
3つ目は、鳥栖ガス横駐車場です。スタジアムの真横にある駐車場で大型有料駐車場の中ではスタジアムには最も近いです。駐車場からスタジアムに向かうには回り込む必要はありますが、それでも距離の近さは便利です。キャパシティとしては90台程度です。
有料駐車場は観戦者だけでなく、鳥栖駅利用者も駐車しているためキャパシティは多くても駐車できない可能性があります。
時間に余裕をもっての来場が難しい場合や、九州内のクラブ同士のダービーマッチなどでは駐車が難しいことも十分想定されるため、確実に駐車するには事前にakippaで駐車場を予約しておくことをお勧めします。

スタジアム周辺の観光・グルメ
北に南に東に福岡県に囲まれるスタジアムのある鳥栖市は佐賀県の玄関口であり、福岡、長崎、熊本、大分につながる鳥栖ジャンクションがあるなど九州の交通の要衝でもあります。
そんなアクセスの優れる鳥栖周辺で楽しめる観光地やグルメについて紹介していきます。
スタジアム周辺の観光



鳥栖駅から長崎本線で3駅離れた吉野ヶ里公園駅から徒歩で行ける距離に吉野ケ里遺跡はあります。
また、秋の数日間限定ですがバルーンフェスタでは日本最大級の気球のイベントが開催され多くにぎわいます。サッカーの試合と時期が合うことは難しいかもしれませんが、タイミングが合うようであればぜひ訪問しておきたいイベントの一つだといえます。
また、鳥栖市は九州最大の都市である福岡市にも近く、中洲や天神の観光なども可能です。昼間は買い物ができ、夜には屋台が並んだりと昼夜問わず賑わいを見せる街を訪問してみるのも良いかもしれません。
スタジアム周辺のグルメ


佐賀県のご当地グルメといえば、一時期B級グルメとして話題になったシシリアンライスがあります。シシリアンライスはご飯に肉と野菜とマヨネーズを盛りつけた色とりどりのカフェグルメで主に佐賀市などで食べることができます。
また、佐賀といえば呼子のイカの活け造りが九州では有名です。佐賀県の北部に位置する呼子までは電車だけではアクセスできないため、唐津駅からバスで移動するか、レンタカーを借りる必要があります。海中レストランで有名な呼子萬防で店内のガラスの外に広がる唐津湾を泳ぐ魚を眺めながら食事なども楽しむことができます。(個人的には漁火というお店もおすすめです。)
活け造りだけでなく、いかしゅうまいも絶品なのでぜひ食べてみてください。あくまで個人の意見ですが、本場のいかしゅうまいは一味違います。コースで注文するとどちらも味わえるため食事でよい思い出になると思います。
呼子の周辺では他にも、マリンパル呼子や虹ノ松原、唐津城、名護屋城などの観光地もあります。鳥栖からは少し離れていますが、前泊か後泊をする際は足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
