大分トリニータのホームスタジアムであるクラサスドーム大分(略称:クラド)について解説していきます。

クラサスドーム大分の概略

スタジアムの所在地と基本情報
クラサスドーム大分は大分県大分市の大分スポーツ公園内にある総合競技場です。(ここではサッカーの観点からスタジアムと表現していきます。)
スタジアムはドーム状となっており、天井も開閉可能で晴雨兼用での利用が可能です。
また、完全に密閉されているわけではなく、ゴール裏席の後方を始め、コンコースはメッシュ状のフェンスでスタジアムの外と区切られているためドームと言えど開放的になっています。


クラサスドーム大分は今の名前になるまでにネーミングライツの取得により何度かスタジアム名の変更がされています。
カーナビなどで検索する際に旧名称でないと出てこないなどということもあるので注意が必要です。
名称の変更について少し振り返ります。
- 大分トリニータ本拠地スタジアムのネーミングライツ変遷
- 2001年~:大分スポーツ公園総合競技場
- 2006年~:九州石油ドーム
- 2010年~:大分銀行ドーム
- 2019年~:昭和電工ドーム大分
- 2023年~:レゾナックドーム大分
- 2025年~:クラサスドーム大分
- 2001年~:大分スポーツ公園総合競技場
開業20年余りで実に5度のネーミングライツ取得による名称変更がされています。
全国的に見ても名称変更の頻度は比較的多い部類に入ります。
ちなみにですが、現在のクラサスドーム大分はJリーグの略称で「クラド」と表記されています。


スタジアムのスペックと過去に開催された主な大会
2001年に開業したスタジアムは、2002年FIFAワールドカップ(日韓大会)の試合会場として利用されました。
また、計画段階で2008年のおおいた国体での利用も見越しており、サッカー専用スタジアムとするのではなく、陸上競技場を兼ね備えた総合競技場として建設されています。
収容人数4万人を誇る(Jリーグ時の収容人数は31000人程度)大規模スタジアムには上記以外にはこれまで、キリンチャレンジカップをはじめとした日本代表の試合や2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップも開催されており、大分や九州だけでなく、日本を代表するスタジアムの1つであるといっても過言ではない実績があります。
大分トリニータがJ1昇格経験があることからもわかりますが、当然J1基準を満たしたスタジアムです。

スタジアムの特徴
スタジアムには以下のような特徴があります。ここでは簡単に説明していきます。
- 通常のリーグ戦ではほぼ困らない大容量の無料駐車場
- 雨天時観戦も困らない全席屋根付きのドームスタジアム
- 早い帰りのバスの最終便
- とにかくスタジアム名がよく変わる
通常のリーグ戦ではほぼ困らない大容量の無料駐車場
試合観戦時にはスタジアムのある大分スポーツ公園内の無料駐車場が利用可能です。
スポーツ公園内には至る所に駐車場が存在しますが、スタジアムすぐ近くは関係者や年間パスを持っている方の駐車場となっているので、一般の観戦者はスタジアムまで歩いて10〜15分程度の少し離れた駐車場に止めることになります。
それでも駐車マスは10000人を超える試合でも余裕で駐車できるくらいは確保されており、通常のリーグ戦では停められないと困るということはほとんどないでしょう。
雨天時観戦も困らない全席屋根付きのドームスタジアム
スタジアムは全面屋根付きで客席の後方が風が抜けるよう開かれている半ドームのスタジアムとなっています。(野球に詳しい方は所沢の西武ドームに近いイメージです)
観客席の上がすべて屋根で覆われています。ピッチ上の屋根についても開閉式となっており、普段は開いていますが雨天試合時には閉じられるようになっています。
ただし、2024シーズン途中に屋根が閉じられなくなり当面の間は常に屋根が開いた状態で運用されることととなりました。実際に雨天時に観戦しましたが最前列付近でなければ濡れることはありませんでした。一方で最前列付近だと普通に雨に打たれます。試合日に雨の可能性があって前列での観戦を考えている場合は念の為レインウェアの着用をお勧めします。
早い帰りのバスの最終便
スタジアムから大分駅行きのバスの最終便は試合終了20分後発となっています。
普通に試合終了後に停留所に向かえば余裕で間に合いますが、試合後の選手挨拶やお手洗いなど他のことをやったりしていると案外20分はあっという間にすぎるので注意が必要です。
スタジアムでアナウンスはありますが、バス乗り場の確認と試合後の時間の使い方はあらかじめ考えておくことをお勧めします。
とにかくスタジアム名がよく変わる
ネーミングライツの期間がそこまで長くないこともありますが、7年間の間に4つのスタジアム名が使われておりとにかく名前がよく変わっています。これは全国の他のクラブと比較してもトップクラスの名称変更頻度と言えます。
アウェイサポーター向けではありませんが、度々スタジアムの名前が変わることで呼び方が定着せず旧名称をうっかり使ってしまうことが多々あります。
名称が変わること自体はスタジアム運営会社やネーミングライツ取得企業の事情もあるのでとやかくいうことではなく、ユーザーとしてもそこまで困るといったことではありません。
ただし、地図を更新していないカーナビを使用されている方の場合は、どの名称でナビに登録されているか分からないこともあると思います。そんなときは大分スポーツ公園で目的地検索をすることをお勧めします。これであれば間違いなく検索は可能です。
スタジアムの座席

スタジアムはドーム状になっており、すべての座席で雨を凌げるようになっています。
横殴りの雨が降ったとしても、ドームの屋根を閉じることも可能であり基本的には試合観戦中に雨に濡れる心配をする必要はありません。
コンコースにも屋根がついているため席を立ってお手洗いやスタグルを買いに行く場合でも濡れることなく用を済ませることが可能です。
もちろん、コンコース外のスタグルエリアでスタグルを購入する場合などは除きます。
ここからは一般的なリーグ戦を中心とした説明(入場者数1万人を想定)をしていきます。
メインスタンド

メインスタンドは二層式になっています。 一層目はほとんど指定席となっており、アウェイ側の一部がミックスシートとなっています。 ミックスシートはメインスタンド一層目で観戦できる数少ない自由席となっており、ホームサポーターとアウェイサポーターが混じるエリアとなっています。 二層目は全席が自由席となっています。
バックスタンド

メインスタンドと同じく、バックスタンドも二層式となっています。
バックスタンドの一層目の中央は指定席となっていますが、中央部以外は自由席となっています。
二層目は試合によって観客席として使用されることはありますが、通常のリーグ戦での入り(1万人程度)では解放されません。
また二層目にはOITA(大分)の文字が浮かぶよう座席が着色されています。
サイドスタンド(ゴール裏席)


ゴール裏席は一層式で座席後部はそのままコンコースにつながっています。 メインゴール裏側の座席には電光掲示板がついており、 ゲーム中は得点や試合の経過時間が表示され、表示は2行分しかありませんが情報量としては十分に提供できるものとなっています。 アウェイゴール裏側には大型ビジョンが敷設されています。
スタジアムへのアクセス
スタジアムには車や大分駅からのシャトルバスでのアクセスが主なアクセス方法となっています。
個別のアクセス方法について説明していきます。
車でのアクセス



スタジアムへのアクセスについて
高速道路を使ってアクセスする場合は、東九州自動車道の大分米良ICで一般道に降りるルートを使用することになります。 インターチェンジを降りてからスタジアム駐車場まではおよそ10分程度で到着します。
スタジアム駐車場について
Pマークの色は、赤がA駐車場、緑がB駐車場、黄色はE,F駐車場です。ルートはA駐車場からの徒歩ルートを示しています。
スタジアムの駐車場は大分スポーツ公園の無料駐車場を使用することが可能です。 また駐車場はスタジアムの近場から離れた場所まで分かれており、大小でおよそ10以上の駐車場が設置されています。 スタジアムにアクセスするにあたって車を利用する人が多いため競争率は高いですが、かなり早めにスタジアムに到着することができる人はE駐車場、F駐車場がスタジアムまでの距離が近くて便利です。 E、F駐車場を合わせて600台程度駐車が可能です。 E,F駐車場は開場前にスタジアムに行っても駐車マスが埋まることがほとんどであるため、ややスタジアムからは離れますが、開場前後の時間にスタジアムに到着する場合はB駐車場がおすすめです。 また、スタジアムからは15分程度歩く必要があるものの確実に駐車するのであれば初めからA駐車場を目指していくのがよいでしょう。 通常のリーグ戦で必要な駐車場としては上記のような感じですが、 他にもスタジアムからは近いもののICからは反対側にある東駐車場・G駐車場や、メディアや歩行障がい者専用の南駐車場、A駐車場よりも広いもののさらに遠くにあるH駐車場などがあります。

駐車場の注意点
スタジアムは大規模で駐車マスも多く用意されていますが、各駐車場から一般道につながる出入り口の数が少なく退出には時間がかかることは覚悟しておく必要があります。
大規模なA駐車場は満車にならなくても駐車出口が1か所となっているため駐車場内で渋滞します。
また、B駐車場においても退出時は出口は1か所に絞られ、E、F、南駐車場も同じ道路からの退出となるため駐車マスの大きさ以上に退出に時間がかかります。
どのスタジアムでもいえることかもしれませんが、駐車時には出口に近い駐車マスを抑えることをお勧めします。(私の体験上、特に退出に時間のかかるスタジアムの一つという印象です。)
帰りに高速道路で大分米良ICを利用予定の方はスタジアムまで徒歩15分と少し遠いですが、A駐車場からの退出の方がスムーズにできると思います。(B駐車場を出てすぐの信号で、退出する車がICとは逆方向に出られている車が圧倒的に多かったです。2回ほどB駐車場に駐車しましたが、2回とも同じでした。)
大分駅からのアクセス


大分駅からはシャトルバスや路線バスでスタジアムにアクセスすることができます。
別府駅や由布院駅からは直行バスは出ていませんので、いったん大分駅でバスに乗り換えてスタジアムに向かってください。
シャトルバスは大分駅北口(府内中央口)から出て、JR九州ホテルブラッサム大分沿いに歩いていくと3分程度でシャトルバス乗り場のある大型バス専用駐車場に到着します。
ちょうどマップのA地点からB地点に歩いていくような感じです。
大分駅からのシャトルバスはキックオフ3時間前から15分おきに運行されていますので、本数としては十分であるといえます。
ちなみに地図上の赤丸のバスマーク(B地点)はシャトルバス乗り場で、
オレンジ色はスタジアム行きの路線バス乗り場(3番乗り場、6番乗り場)です。
路線バスの場合は、大分スポーツ公園東で下車してください。
大分駅からアクセスする場合はシャトルバスが非常に便利である反面、大分駅への戻りについては注意が必要です。 スタジアムから大分駅に向かうバスの最終便は試合終了後20分後となっていますので、スタジアムのイベントなどを最後まで楽しもうとすると間に合わなくなる可能性があります。 公共交通機関を使用される方は、試合終了後は時間を意識して行動するようにしたほうがよさそうです。 ちなみにシャトルバスはスタジアム西口の広場前(メインスタンド側)に停留所があります。
大分空港からのアクセス

大分空港から直接スタジアムにアクセスできる公共交通機関はありません。 レンタカーを借りない場合は、大分空港から一度大分駅に行ってからシャトルバスに乗り換えしてのアクセスが必要となります。 大分空港から大分駅には特急バスが運行しています。

スタジアムグルメ



試合当日にスタジアムに設置される場外のスタグルエリアでは大分のご当地グルメや、ご当地の名店のグルメが楽しめます。
私が観戦した日には、六花亭のたこ焼きやみどり牛乳のソフトクリーム目当ての長い行列ができていました。
その他にも、大分のスタジアムならではのニータン(大分トリニータのマスコットキャラクター)照り焼きチキンバーガーや
大分のB級グルメの三銃士でもある、中津唐揚げ、とり天、日田焼きそばなども味わうことができます。
また、写真にはありませんが、ドーム内のレストランでも食事することが可能です。


塩麹で下味をつけた鶏肉を使った唐揚げを乗せたスープごはん。 意外な組み合わせですが、出汁のきいたスープとごはんに唐揚げが合いとてもおいしくいただきました。 意外とボリュームもあって他にスナックがなくとも満足がいくものでした。 バナナジュースも甘さを抑えていながらも、バナナ自体の甘さとミルクで濃厚な味わいを堪能できました。

食事はスタジアムの座席でも可能ですが、イベント広場にもテーブルや椅子が多く用意されておりそこで食事をされている人も多くいました。
スタジアム周辺の観光・グルメ
遠くから訪問して試合以外に観光やグルメを楽しむのは遠征の醍醐味ですね。 大分観光の定番から個人的な趣味の観光地やおすすめグルメについて紹介していきます。

別府地獄めぐり:海地獄

水族館:うみたまご

滝廉太郎の荒城の月で有名な岡城(上)
フランキ砲のある臼杵城(下)
スタジアム周辺の大分の観光地

大分といえば温泉大国。
スタジアムからは高速道路を使って別府温泉は30分、湯布院温泉は1時間程度で高速道路や電車でアクセスすることができます。
その他にも魅力的な観光地が近くにあります。
- 別府温泉
- 源泉数、湧出量が日本一の別府温泉は大分旅行には外せません。
町全体から湯けむりが上がり、別府八湯と呼ばれるように泉質もエリアによって異なり
様々な温浴を楽しむことができます。
湯布院温泉と比べて入湯料や宿の値段もリーズナブルなのも特徴です。
- 源泉数、湧出量が日本一の別府温泉は大分旅行には外せません。
- 別府地獄めぐり
- 血の池地獄や海地獄、坊主地獄など異なる特徴のある7つの温泉地獄を楽しむことができます。
地獄めぐりを楽しみながら、卵や野菜などを温泉で蒸した地獄蒸しを食すなんてこともできます。
ちなみに地獄は7つ以外にもあります。
- 血の池地獄や海地獄、坊主地獄など異なる特徴のある7つの温泉地獄を楽しむことができます。
- 湯布院温泉
- 温泉旅館で宿泊や日帰りで由布岳などを眺めながらゆっくり温泉を楽しむことができるのが特徴です。
湯布院駅からも近い金鱗湖なども定番の観光スポットで、湖に向かう街道も落ち着いた雰囲気のある喫茶店や雑貨屋などが並びゆっくりと楽しむことができます。
おすすめは湖に向かう街道にある金賞コロッケです。
- 温泉旅館で宿泊や日帰りで由布岳などを眺めながらゆっくり温泉を楽しむことができるのが特徴です。

スタジアム周辺のおすすめご当地グルメ
九州のグルメ大国といえば、福岡の印象が強いですが、 実は福岡に引けを取らない九州のグルメ大国が大分です。 一度の遠征ですべてをコンプリートするのは難しくても、ぜひ押さえてほしいグルメを紹介します。

佐賀関の海鮮づくし

岡本屋の地獄プリン

東洋軒のとり天定食
- 関サバ・関アジ・関ぶり
- 大分といえば佐賀関の魚介類を使った海鮮グルメは外せません。
オーソドックスかもしれませんが、関アジ、関サバ、関ぶりをはじめとした刺身は大分での食事には欠かせません。
大分市内や別府市内でも楽しめますが、市街地から少し離れた佐賀関で海を眺めながら食事ができるお店で食べるのも良いかもしれません。
- 大分といえば佐賀関の魚介類を使った海鮮グルメは外せません。
- 地獄蒸し・地獄プリン・別府冷麺
- 別府温泉では温泉の蒸気を使って地獄蒸しを食べて楽しむことができます。
また、お店で買った肉や野菜を持ち込んで地獄蒸しを作ることも可能です。
そして、おすすめなのが明礬(みょうばん)温泉にある岡本屋の地獄蒸しプリン。
明礬温泉は別府市内でも高いところにあり、温泉熱を使って作られた絶品プリンを別府の街から上がる蒸気を眺めながら食べるのも別府ならではの楽しみ方です。 - 冷麺といえば岩手県の盛岡冷麺が有名ですが、九州ではだんぜん別府冷麺です。あっさりした冷麺は温泉につかった後に食べるとよりおいしく感じます。トッピングはキムチやきくらげが抜群に合います。
- 別府温泉では温泉の蒸気を使って地獄蒸しを食べて楽しむことができます。
- とり天・唐揚げ
- 大分の揚げ物といえばとり天とから揚げです。
から揚げの聖地といえば大分県中津市と宇佐市ですが、中でも中津市は50店舗以上あり県外にも中津唐揚げとして店舗を広げています。
もう一つはとり天。中でもとり天発祥と言われる東洋軒はいつでもにぎわっています。とり天以外にも駐車場係の方の元気いっぱいな案内は来てよかったと思わせてくれます。
- 大分の揚げ物といえばとり天とから揚げです。
- りゅうきゅう・日田焼きそば・だんご汁・やせうま
- 主力級の大分グルメですが、ここではまとめて紹介します。
これまた絶品の海鮮丼りゅうきゅう、日本でも珍しい焼きそばの全国チェーン店が展開している日田焼きそば、数々のグルメで突かれた胃袋をいやすだんご汁、おやつにやせうまでお馴染みのやせうまも大分に行ったらぜひ楽しみたいグルメです。
- 主力級の大分グルメですが、ここではまとめて紹介します。
