この記事ではV・ファーレン長崎のホームスタジアムPiace Stadium Connected by Softbankについて紹介してきます。
目次
スタジアムの概要

Peace Stadium Connnected by Softbank(略称はピースタ)は、長崎県長崎市の長崎スタジアムシティにある複合型のスタジアムです。
スタジアムシティにはオフィス棟のノース棟、商業棟のサウス棟、プロバスケットボールの試合会場として使われるハピネスアリーナ、ロビーや客室からスタジアムを眺められるホテル棟、そしてピーススタジアムがあります。
来場して座席を押さえた後は、買い物や食事、スタジアムシティ内の散策など試合時間までの時間を有意義に過ごすことが可能です。
ピーススタジアムの特徴
ピーススタジアムは以下のような特徴があると言えます。良い面、いまいちな面を紹介します。
ピースタの良いところ
・スタンドからピッチまでの距離は日本最短の5m。圧倒的臨場感とサッカー観戦を楽しめる設計
・全スタンド屋根ありで雨天時の観戦も安心(風向きによっては前列は濡れる場合あり)
・唯一無二の商業施設との複合型スタジアムで、スタジアム滞在時間を退屈させない
・電車での良好なアクセス。長崎駅から徒歩15分、路面電車電停からも徒歩5分
・充実のスタグル。スタンドに食べ物を持ち込まなくても広いコンコースや店内でゆっくり食事が可能
・無料Wi-Fiが利用可能。満員のスタジアムでも抜群の通信速度
・試合以外での豊富なイベント、試合後のスタンドの開放
・全スタンド屋根ありで雨天時の観戦も安心(風向きによっては前列は濡れる場合あり)
・唯一無二の商業施設との複合型スタジアムで、スタジアム滞在時間を退屈させない
・電車での良好なアクセス。長崎駅から徒歩15分、路面電車電停からも徒歩5分
・充実のスタグル。スタンドに食べ物を持ち込まなくても広いコンコースや店内でゆっくり食事が可能
・無料Wi-Fiが利用可能。満員のスタジアムでも抜群の通信速度
・試合以外での豊富なイベント、試合後のスタンドの開放
ピースタのいまいちなところ
・長崎自体へのアクセス経路が少ない。飛行機は羽田、伊丹以外は本数が少ないもしくは便がない
・福岡方面からは直行の新幹線がない。武雄温泉駅で特急⇔西九州新幹線の乗り換えが必要
・同クラスの都市の中でもホテルの料金が高め
・福岡方面からは直行の新幹線がない。武雄温泉駅で特急⇔西九州新幹線の乗り換えが必要
・同クラスの都市の中でもホテルの料金が高め
スタジアムを訪れた人を楽しませる、退屈させないための空間が出来上がっており日本最高峰のスタジアムと言って過言はないでしょう。広島のEピースと並んで他クラブの多くのサポーターが一度は訪れてみたいスタジアムにも名前が挙がっています。
反対にいまいちな点はスタジアム自体というよりは長崎自体へのアクセスの問題やホテルの料金などしかなく、欠点と呼べるものはほとんどないと言えます。
スタジアムの概略
| スタジアム名称 | PEACE STADIUM Connnected by Softbank |
| Jリーグ呼称/通称名称 | ピースタ |
| ホームクラブ | V・ファーレン長崎 |
| 所在地 | 長崎県長崎市幸町(長崎スタジアムシティ内) |
| 開場年 | 2024年10月 |
| スタジアムライセンス | J1,AFC |
| スタジアム形態 | サッカー専用スタジアム |
| 収容人数 | 20,027人 |
| 座席構造 | 全スタンド2層式 |
| 屋根 | 全スタンド全座席屋根あり |
座席の紹介

ピースタはサッカー専用スタジアムで、スタンドの最前列からピッチまでの距離は約5mと間近で試合を楽しむことも可能です。
また、2層式のスタンドにはすべての座席の上に屋根があり、雨天時は最前列付近以外はレインウェアを着用しなくても試合を楽しむことが可能です。
ピッチまでの距離の近さと屋根があるという観戦を最大限楽しめる構造となっています。

画像の下方がメインスタンドで、上方がバックスタンドです。バックスタンド側にスタジアムシティホテルや飲食店が並ぶストリートがあります。
左側がホームゴール裏席で、10番が応援の中心地、9番が応援席となっています。対して右側がビジターゴール裏席で、12番が応援の中心地、2階席の13番がビジターシートとなっています。
ここからは個別の座席からの見た目について画像で紹介します。
ちなみに、スタジアムの各座席はスイート席を除いては試合終了後や試合がないタイミングで立ち入りが可能なので、いろいろな座席からピッチを眺めてみることができるのも魅力です。
メインスタンド




メインスタンドは高さがあったりほかのスタンドからのピッチの距離が出やすいのが多くのスタジアムの作りですが、ピースタはメインスタンドでもピッチが目の前にあり試合もイベントも間違いなく一番楽しめる座席と言えます。
バックスタンド




バックスタンドからはメインスタンドに引けを取らない距離感で試合を楽しむことができます。
サイドスタンド(ゴール裏席)



サイドスタンドからのピッチの距離も抜群に良いです。他のスタンドもですが、二階席からは俯瞰しつつも近い距離で試合を観戦できるのが特徴的です。
その他の座席



ピースタは通常の座席以外のの特殊な座席で観戦することも可能です。
STLOCAL(ストローカル)シートではスタジアム観戦、グッズ、ドリンク、電子マネーがセットになった2名用のシートはメインスタンド側のコンコースにある座席から試合観戦をすることができます。
Partyシートは4名まで利用可能なテーブル付きの座席で、こちらもコンコースに設置がされています。食事をしながら試合観戦した人にお勧めの座席です。
MSCクルーズテラス席はソファ席でローテーブルが付いています。こちらはバックスタンド側からの観戦となっています。
他にも、メイン側二階席上部にSKYシートや選手のいるベンチ真横で見られるスイートシート、スタジアムシティホテル内から観戦できるホテルスイートシートがあります。
これらの座席は通常の座席よりもチケット価格が高価に設定されており、特にスイート席やテラス席などはSSシートを超える価格設定となっています。
おまけ:椅子について



ピースタは席種によって椅子の作りも異なります。
多くの座席はプラスチック製の椅子となっています。スタジアム内の座席では一番簡素な作りですが、背もたれもあり、カップホルダーもついているため設備としても十分です。
S席やSS席になると、座面や背もたれに薄めのクッションが付くようになり、通常の座席より座り心地が良くなります。肘置きも若干幅が広くなります。
スイートシートは座席のグレードが一気に上がります。材質がフェイクレザーに代わり、座面も背もたれにも厚みが出ていてカップホルダーも1席に2つつくようになります。
スイートシートはほかの座席と比較すると高いですが、試合の見やすい中央で快適な観戦体験ができる特別感があると言えます。
スタジアムグルメ





ピースタ、スタジアムシティは設置型の店舗が充実しているのが特徴です。
コンコース内はメインスタンドやバックスタンド側に店舗があり、ホーム、アウェイ関係なくグルメを楽しむことができます。
バックスタンド側にはスタジアムシティホテルがあり、フードホールと呼ばれるエリアでの食事も可能です。
長崎名物の佐世保バーガーやトルコライス、長崎ちゃんぽんや皿うどんなどはもちろん揃っており、ほかにも洋食や和食、麺類やカフェなどとにかく食事に困ることはなく、実店舗ならではの本格的な料理を店内の落ち着いた空間で堪能できるというのもスタジアムシティの特徴だと言えます。
試合日は当然ですが、両チームのサポーターで店内はにぎわいます。
ちなみにスタジアムシティ内にスーパーもありますが、私が観戦した試合ではレジ30分待ちや入店規制がされていたので飲食物の購入を考えられている方は店舗の状況を気にかけておいたほうが良いです。
スタジアムへの持ち込み制限

試合観戦時のスタジアム内への持ち込みルールがあります。試合によってルールは変わる可能性があります。
詳細は画像を見ていただいたほうが早いですが、スタジアムシティ外で購入したペットボトルは1本までしか持ち込みができません。食事は持ち込み不可です。
反対に、スタジアムシティ内で購入したものであればペットボトルの容量制限を守れば制限はありません。
スタジアムシティ内ではフードウェイ(スーパー)やローソン、自動販売機や多くの飲食店があるため、わざわざ外から持ち込まなくてもいくらでも現地調達ができるためあまり心配する必要はありません。
スタジアムアクセス

ピースタおよびスタジアムシティは長崎駅前から路面電車でスタジアムシティサウス電停もしくはスタジアムシティノース電停を利用するのが便利です。スタジアム自体はノース電停のほうがアクセスが良いです。また、長崎駅からも徒歩で15分程度なので歩いてアクセスもできます。
公共交通機関では西九州新幹線の長崎駅が起点となると言えます。飛行機では長崎空港から長崎駅のバスで40分程度でアクセスが可能となっています。
自家用車の場合は、スタジアムシティ駐車場もしくは長崎市内の時間貸駐車場を使用することになります。スタジアムシティ駐車場は試合日は料金設定などが異なるため注意が必要で、公共交通機関の利用も推奨されています。市内の時間貸駐車場を利用する場合は、駐車場から路面電車を使ってスタジアムに向かうため、電停から近い駐車場をお勧めします。路面電車は距離ではなく乗車ごとに料金がかかるためスタジアムから多少離れた電停でも気になりません。市内観光も合わせるのであれば、路面電車1日乗り放題もしくは24時間乗り放題のチケットもあるのでそちらがお得になることもあります。
その他アクセスの詳細については後日別で記事にしたいと思います。
試合外の楽しみ方
長崎に遠征される方は泊りで遠征される方もそれなりにいると思われます。
ついでに観光というのもよいですね。長崎県の観光地としては長崎市外では少し離れた雲仙や佐世保方面だと佐世保市内やハウステンボスなどもあります。雲仙はそれなりに離れていますし、佐世保は一泊二日で観戦と観光を両立するには遠いといっても過言ではありません。
長崎市内も観光地が多くあり、ピースタのある長崎スタジアムシティ自体にも魅力があるため一泊二日程度の観光で行けるところを簡単に紹介します。
スタジアムシティ内の楽しみ方



スタジアムシティと言えばまずはピースタが思い浮かびますが、複合商業施設で買い物や食事、宿泊などができます。買い物はイオンなどと比べると店舗は少ないですが、飲食店は充実しています。他にも23時まで営業している温浴施設や足湯もあります。プロバスケットの試合を見られる方であれば、ハピネスアリーナもあります。
そんな中で特徴的な施設がジップラインです。ジップラインはスタジアムノースの屋上からサウスにかけて滑空するのですが、その途中でピッチの上を通過します。サッカースタジアムの上をジップライン出来るのは日本でもピースタだけなので貴重な体験ができます。当日だと待ち時間が発生したり満員で体験できない可能性もあるため、あらかじめ予約することをお勧めします。
また、多くの日で夜間にスタジアムでナイトミラージュと呼ばれる催しが行われます。最大で1日3回行われるようですが、暗くなったスタジアムで光と音の演出を無料で楽しむことができるのは嬉しいです。ちなみに私は知らずにこの催しに遭遇しメインスタンド側から見ましたが、おすすめはバックスタンド側(スタジアムシティホテル側)です。文字などはバックスタンド側から見えるように演出されます。
長崎県のおすすめスポット


長崎市内で観光するのであれば、路面電車(長崎電気軌道)が便利です。概ねの観光地はこれで回ることができます。もちろんJR長崎駅やスタジアムシティにも路面電車で移動できます。
行ける主な観光地としては、平和記念公園、眼鏡橋、出島、新地中華街、オランダ坂、グラバー園、大浦天主堂などです。長崎ちゃんぽんや皿うどん発祥の四海楼にも大浦天主堂下車で行けます(アウェイサポーターや観光客が多く待ち時間が長くなる傾向があるので早めの来店をお勧め)。
混雑するため事前予約必須ですが、長崎港から出ている世界遺産の軍艦島ツアーなども人気があります。
長崎市外の観光も視野に入れるのであれば、2泊3日などで佐世保中央やハウステンボス、雲仙などの観光もよいですね。
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