【アクセス・紹介】栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)

栃木SCのホームスタジアムの1つである栃木県グリーンスタジアム(グリスタ)での試合の楽しみ方やアクセスなどについて紹介します。

宇都宮ライトレール(LRT)が開通し、宇都宮駅からの利便性が向上したことについても触れていきたいと思います。

近年はもう一つのホームスタジアム、カンセキスタジアム(カンスタ)が使われることが多いですが、年に数回グリスタでの試合も開催されています。
アウェイ自由席から撮影。写真左側がメインスタンド、右側がバックスタンド。

スタジアム概要

スタジアムの特徴

栃木県グリーンスタジアムは栃木SCのホームゲームの会場となるサッカー専用スタジアムです。

通称としてはグリスタが用いられています。

防風林のようなものに周りが囲まれていて、メインスタンドやバックスタンドの色と相まって全体的に緑色が生えるスタジアムという印象。

ピッチとの距離も比較的近いので、見ごたえがあっていいですね。

メインスタンドとバックスタンドは座席が用意されていますが、ホーム席、ビジター席は立見席となっています。階段状になっているので一応座っての観戦もできます。

グリスタのメリット

グリスタのメリットはなんといってもサッカー専用スタジアムならではのピッチと客席との近さにあります。(カンセキスタジアムは陸上競技場も兼ねた兼用スタジアムです。)

目の前で行われる試合をダイナミックに観戦できることができ、ボールを蹴る音や選手の掛け声も良く聞こえます。

そして、観戦チケット料金が何より安い。ホームサポーターだけでなく、遠征費が嵩むアウェイサポーターにとってもうれしい限りです。

また、スタジアムの緑が美しく、晴天にも映えて味のあるスタジアムという印象です。

グリスタのデメリット

駅からのアクセスが悪く、スタジアム周辺に駐車場も実質的に無いためJR宇都宮駅から30分かけてLRTに乗るしか選択肢がない点がネックとなっています。

※以前はシャトルバスでスタジアムにアクセスで同じくらいの時間がかかっていましたが、2023年8月からは宇都宮ライトレール(LRT)の開通によりスタジアム前までアクセスが可能となりました。

また、古いスタジアムであるせいか、メインスタンドの一部以外屋根がほとんどない、ゴール裏に座席はあるものの実質的に立見席であること、お手洗いが少ないなど不便な点があげられます。

ホームゲームの注意点

注意点としては、栃木SCのホームゲームは「カンセキスタジアムとちぎ(通称:カンスタ)」での開催も近年多くなっています。

会場を間違えないよう、どちらのスタジアムで開催されるかは事前に必ず確認しておきましょう。

グリスタの設備上の課題などにより、カンスタでホームゲームが行われることが多くなっており、ホームスタジアム移転なども検討されているようなので今後も注目です。

ちなみに、カンスタは陸上競技場との兼用スタジアムです。

アクセス

グリスタへのアクセスは公共交通機関でアクセスすることとなります。

また、休日開催の試合に限り無料の臨時駐車場が解放されています。

公共交通機関についてはもっとも一般的なアクセスとして宇都宮駅からのアクセスを説明します。

2023年8月28日に開業している宇都宮LRT(ライトレール)が宇都宮駅から芳賀方面に新規開通します。

途中駅となるグリーンスタジアム前へのアクセスについてもここで説明していきたいと思います。

公共交通機関でのアクセス(JR宇都宮駅→スタジアム)

JR宇都宮駅までのアクセス

遠方からのアクセスは公共交通機関でのアクセスが便利です。

電車でのアクセスは東北新幹線もしくは、宇都宮線でJR宇都宮駅に向かうことになります。

東武鉄道にも東武宇都宮駅がありますが、こちらはJR宇都宮駅から1.5km程度離れていて、JR宇都宮駅までは路線バスか徒歩、もしくはタクシーを利用するなどしていったんJR宇都宮駅に向かう必要があります。徒歩でJR宇都宮駅に向かうには20分程度は見ておいたほうが良いです。

東武宇都宮駅からはスタジアムへのシャトルバスも走っていないので、公共交通機関を使う場合はJR宇都宮駅であることを事前に認識しておきましょう。

JR宇都宮駅からグリスタへのアクセス

シャトルバス:JR宇都宮駅→グリスタ直行(2023年8月運行終了)
グリスタは宇都宮市街地より距離があるので、アウェイサポーターであれば、JR宇都宮駅からのシャトルバスでの来場がメインになります。

というのも、グリスタはイベント開催時は駐車場を開放していないというのが一因です。

JR宇都宮駅まで電車などの公共交通機関でアクセスするか、宇都宮駅周辺の時間貸駐車場を使用するのが良いです。宇都宮駅は在来線(宇都宮線)でも東北新幹線でも主要な駅であるため、駐車場は多く存在しています。

JR宇都宮駅東口からはキックオフ4時間前よりシャトルバスが出ています。

東口の2番乗り場から10~20分間隔で出ていることが多いようですが、
試合によって時間が異なるようなので公式ページから確認しましょう。

乗り場は餃子像とは反対側です。

JR宇都宮駅東口からシャトルバスで30分程度でスタジアムに到着できる交通手段となっていましたが、

宇都宮ライトレールの開通により運行を終了しています。
LRT:宇都宮駅東口→グリーンスタジアム前(2023年8月運行開始)
栃木SCのホームゲームがカンスタに移ってきている中ではありますが、

2022年末にJR宇都宮駅東口からグリスタのある東方向に宇都宮ライトレールの試運転が始まりました。

そして2023年8月28日に開通し、グリーンスタジアム前駅にも停車します。

交通系ICでの乗車が可能で、宇都宮駅東口からグリスタまでは片道300円で移動できるようになっています。

本数も多く、6分から10分間隔で運行しているようなので、いつ行ってもスタジアムに向かうことができるというのが魅力的ですね。

将来的に、東武宇都宮駅方面への延伸をはじめ、宇都宮市に張り巡らされるようにLRT運行を始める計画もあり宇都宮市内の交通はかなり便利になりそうです。

それだけに、ゴール裏が立見席になっているなど観戦のし辛さはありますが、個人的にはサッカー専用スタジアムで雰囲気が好きなグリスタからカンスタに主戦場が移っていくのは寂しくもあります。

ただ、収容人数などを考えてもカンスタに分があるので仕方がないのかもしれません。

車でのアクセス

休日の試合ではグリスタには車でのアクセスも可能です。

ただし、スタジアムに駐車場はなく、スタジアムから徒歩10分程度の距離にあるキヤノンの一般来客用駐車場が無料で開放されていますのでそちらを利用することになります。

駐車マスは2200台程度あり、通常のリーグ戦であれば基本的に駐車できるものとして考えてもよさそうです。

利用時には以下にご注意ください。
・利用可能なのは休日の試合のみであること(平日は観戦者向けには解放されません)
・利用可能なのはキックオフから5時間前からであること
・ナビの案内でピンポイントで駐車場の検索が難しいこと(周辺に飛んでから位置合わせが必要)

観戦座席

グリスタの座席の種類は下記のとおりです。
  • SS指定席(メインスタンド中央)
  • S自由席(メインスタンド両翼)
  • B自由席(バックスタンド)
  • ホームゴール裏
  • ビジターゴール裏
屋根はメインスタンドの一部を除いてついていません。

雨天時はレインコートを持参しましょう。

メインスタンドとバックスタンドは座席がついています。

ゴール裏には座席はなく、いわゆる立見席となっています。

一応コンクリートの階段になっていて座ることはできますが、
直接座ると冷えたりすることがあるため時期によっては敷くものを持参することをお勧めします。

ピッチと客席の距離が近いというメリットは大きいですが、高さがないため少し見づらいというのは気になります。

スタグル・グッズショップ

シャトルバス到着先からスタジアムまでは一本道となっています。

グリスタに売店専用の設備はありません。

ただし、屋台形式でのスタグルの出店は多く出ています。

その途中にあるアウェイゴール裏席からホームゴール裏席に続くメインスタンド裏でスタグルやショップが販売されています。

スタグルはトッキーバーガーやブラジル丼などが人気があるようでした。