2022年夏に桃太郎電鉄こと桃鉄とJリーグが異色のコラボを実現しました。
コラボは双方向であり、桃鉄側でJリーグ仕様で遊ぶことができたり、
反対に、スタジアムで桃鉄とのコラボ限定グッズが手に入ったりします。
今回はゲーム側(桃太郎電鉄 昭和 平成 令和も定番!)で
今後もうないかもしれない期間限定のコラボを楽しんでみました。
目次
ゲーム内でのコラボ内容
メニュー画面を見てわかる通り、Jリーグのロゴだらけになっています。 いつもの桃鉄が、Jリーグ仕様で遊べるというのはJクラブサポーターからしたらテンションが上がりますね。
今回は目玉のイベントである桃鉄GPで遊んでみました。 桃鉄GPはオンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムで3人で戦うルールですが、 オフラインでも同様のルールで遊ぶことができます。 オフラインでも遊んでみましたが、相手は「らいじん」2名(どちらもCOMキャラクター)に設定されていて、桃鉄が苦手な人でも強すぎない相手なので気楽に戦えます。
桃鉄GPについて
桃鉄GPのルールとしては、基本的には「桃鉄3年決戦!」と同じです。 スタート時は所持金1億円からスタート、急行周遊カードとぶっとびカードを1枚ずつ所持などどれも共通ですので、説明は割愛。 Jリーグコラボの桃鉄GPでは、主に下記の特徴がありました。
- 目的地が都市(駅)ではなく、Jリーグ(J1~J3)58クラブの本拠地(おそらくホームスタジアムに近い駅)
- 1回目のゴール以降に、サッカーボールがゴールしたプレイヤーに渡される
- サッカーボールを持ったままゴールすると到着金4倍+特別演出
- ときどきゴールドのサッカーボールが登場し、持ったままゴールすると到着金10倍
- 自分が目的地に到着した際にJリーグクラブのバッチをゲット(コレクター要素)
- マップ上にあるJリーグロゴに虫眼鏡を合わせるとクラブの概要を見ることができる
- オンライン対戦の桃鉄GPに参加するとゲーム内限定スタンプがもらえる
- 貧乏神がJリーグクイズを出してくる
目的地がJリーグクラブ
Jリーグコラボで新鮮な要素の1つが目的地がJクラブ自体が目的地になっているということといえるでしょう。 実際には、Jクラブが存在するゲーム上の最寄り駅が目的地となっています。 名古屋グランパスであれば名古屋駅、ヴァンフォーレ甲府であれば甲府駅といった形です。 目的地は、2022年シーズン時点のJ1:18クラブ、J2:22クラブ、J3:18クラブの計58クラブが目的地に設定されています。 目的地が設定される可能性のある駅の周りには、Jリーグのロゴマークが配置されています。
Jリーグコラボ桃鉄GPならではの遊び方
1回ゴールするまでは、目的地がJリーグクラブ(ホームスタジアム所在地)となっている以外は、通常の桃鉄と基本的には変わりません。 1回目目的地到着後から、Jリーグコラボのイベントが本格的に始まります。 まず、貧乏神が目的地から最も遠くにいるプレイヤーにとりつくのはお決まりとして、 目的地に到着したプレイヤーにサッカーボールが渡されます。 先に記述した通り、サッカーボールをもったまま次の目的地に到着できれば到着金が通常よりはるかに多くもらうことができます。 ただし、サッカーボールは相手プレイヤーとすれ違うことでボールを奪うことができます。 電車がボールを持っているときのエフェクトがドリブルをしているようで、 相手プレイヤーがボールを持っているときに、目的地前で進路をふさぐように待ち構えたり すれ違ってボールを奪うなどができるため、ディフェンダーのような立ち振る舞いができるのも 従来の桃鉄にはないこのルールの面白さです。 ボールを持っている側としては、いかにディフェンダーを交わして目的地にボールを蹴りこむかを考えながらプレーする必要があります。 こちらはフォワードのようなプレーを楽しむことができます。 ボールを奪って目的地に到着できたときは、多くの到着金をもらえることと、まるでゴールネットを揺らしたかのような目的地到着時の特別な演出を堪能することができます。
もし貧乏神が取り付いてしまっても、楽しめる要素はあります。 もちろん、手に入れた便利なカードが割られたり、物件を売られたり、キングボンビーに変身したり・・・基本的には嫌なことをされますが、 今回のアップデートでは、貧乏神がいつもの地理クイズならぬ、Jリーグクイズを出してくることがあります。 Jリーグクイズはちょっと楽しめるので、コラボが終わった後でもよいので、Jリーグクイズだけのリストとか公開してもらえたら嬉しいですね。
コレクター要素
Jリーグバッチ収集
今回のJリーグコラボの桃鉄では、コレクター要素としてJリーグバッジ(クラブのエンブレム)集めがあります。 2022年時点のJ1、J2、J3登録クラブ全58クラブのJリーグバッジを集め、コンプリートを目指すことが今回のコラボのもう一つの楽しみ方です。 このJリーグバッジ集めが、なかなか難易度が高いやりこみ要素で ただJリーグクラブが存在する駅に到着すればいいわけではなく、 クラブが目的地になった時に自身で目的地に到着する必要があります。 もちろん、COMキャラクターやオンラインの対戦相手が目的地に到着してもJリーグバッジは解放されません。 ただただクラブのホームのある都市に停車するだけではバッジがもらえないというのと、 目的地として自身が到着する必要があるというのが難易度が高い要素です。 また、58クラブあるので、バッジを集める最終段階になればなるほど、目当てのクラブが目的地が出る確率が減ってくるため運の要素が多分に絡んできます。 心が折れるとしたらこの辺りになりますね。 明確な攻略方法はないですが、ローカルで家族や友達と1台の桃鉄で遊ぶことがコレクションの一番の近道ですね。 ここまでくると、ゲームを楽しむというよりコレクション自体が目的になってきますが、 Jクラブサポーターであれば、現実で全スタジアムを巡るということはさらに難易度が高いので ゲームで全スタジアム制覇を目指してみるのはよいのではないでしょうか。
クラブ紹介
クラブ紹介はコレクター要素とは少し違いますが、 おまけ要素として、桃鉄独自のクラブ紹介を見ることができます。 クラブ紹介はJリーグバッジ画面やゲーム中のマップ上にあるJリーグのロゴにカーソルを合わせると、その地をホームとするクラブの紹介文を見ることができます。 紹介文は、Jリーグバッジを集めていなくても見ることができるので バッジのコレクションが進んでいなくても、閲覧が可能です。 ゆっくり見るにはゲーム中よりも、Jリーグバッジ画面から見るのが良いですね。 紹介内容は2022年度のクラブの近年の情報などを中心に独自の紹介がされていて、 自身がサポートしているクラブだけでなく、他のクラブの情報も楽しく見ることができます。 クラブによっては看板選手の紹介などがあるのが嬉しいですね。 選手の海外移籍などシーズン中も目まぐるしくクラブの状況が変わっているため若干古いんじゃないかなという情報もありますが、 実は、ゲーム本編よりクラブ紹介のほうが楽しい時間を過ごすことができるかもしれません。
Jリーグ限定電車
Jリーグコラボ限定電車もコレクション要素となります。 Jリーグキングの電車は期間内にゲームをアップデートすれば、もれなく入手は可能ですが、 今回のコラボでは、指定の試合会場で指定のポスターをswitchのNFCリーダーで読み込むことで、 クラブとコラボした激レア電車をゲットすることができます。 クラブとのコラボ電車は58種類あり、各クラブのホームゲーム開催日にスタジアムに貼りだされるポスターに「Nintendo Switch」でNFCリーダー読み込みをする必要があり、入手できる電車はそのクラブの電車1台のみとなっています。 期間は公表されていませんが、おそらく長くても2022年シーズンいっぱいと思われ、同時期に桃鉄とコラボしているBioreの期限が9月いっぱいとなっていることから、同時期くらいまでといったことも考えられます。 Jリーグのどのカテゴリもシーズンが半分を過ぎ、他のクラブとの試合日程がかぶりやすいことを考えると電車のコンプリートは通常であればまず不可能なので、お気に入りのクラブ分だけ手に入れるというのが現実的ですね。 感染症対策をしながら、Switchを持ち歩いてスタジアムで観戦してみるのもいかがでしょうか?