【アクセス・紹介】町田GIONスタジアム(FC町田ゼルビア)

木々に囲まれた公園にたたずむ、自然を感じられるFC町田ゼルビアの本拠地、

町田GIONスタジアムの魅力や観戦座席、駅からのシャトルバスや車など多彩なスタジアムへのアクセスについて紹介します。

ここ10数年で2度実施された大規模なスタジアム改修によりJ1規格へと生まれ変わった経緯などについても説明したいと思います。

ビジター自由席から撮影。
この記事を見てわかること
・町田GIONスタジアムの概略
・スタジアムへのアクセスと注意点

町田GIONスタジアムの概略

スタジアム概要

町田GIONスタジアムは東京都町田市の町田市立野津田公園内にある陸上競技場で、

FC町田ゼルビアのホームゲームが開催されるスタジアムです。

スタジアムのある野津田公園は立地としては住宅地から離れている小高い丘の中にあり、クラブサイドからも天空の城野津田としてブランディングが進められています。

広い公園内にはほかにもスポーツ施設が点在していますが、他のスポーツ施設とは距離もほどほど離れており、雑音も入らずサッカーに集中して観戦ができます。

スタジアムの名前については企業のネーミングライツ取得により、2020年1月に現在のスタジアム名「町田GIONスタジアム」となり、Jリーグの呼称ではGスタが用いられています。

このことにより、同企業が先にネーミングライツを取得していたSC相模原の本拠地スタジアムと名前が類似しているため、2つの"ギオン"スタジアムが誕生しました。

2つの”ギオン”スタジアム

似た名前の、相模原ギオンスタジアムが存在しますが、こちらはSC相模原の本拠地のスタジアムとなっています。

場所も、名前も、アクセスの仕方など共通点がとても多いです。

ちなみに、Web検索した際には、
「GIONスタジアム」では町田GIONスタジアムが、
「ギオンスタジアム」では相模原ギオンスタジアムが

検索のトップに出てきますが、

どちらも検索に出てくるのでアクセスなどを調べる際はご注意ください。

スタジアムの特徴

度重なる改修により、現在のスタジアムは

Jリーグ試合での収容人数が15,320人となり、J1規格のスタジアムとなっています。

もともとの陸上競技場を改修して現在のスタジアムが出来上がっており、

現在も陸上競技場との兼用スタジアムとなっています。

屋根はメインスタンド側とバックスタンド側についており、

基本的には全面的に屋根が覆っているため無風の雨であればあまり気になりません。

ゴール裏席は例にもれず雨ざらしになります。

2度の大規模改修

町田GIONスタジアムは、過去に2度の大規模な改修を経て、現在のスタジアムが出来上がっています。
第一期改修は、2009年から2013年にかけて行われています。

もともとのメインスタンドは一層のみ、バックスタンドはほぼ芝生席といった状態から
メインスタンドを三層にして、一部だけだったメインスタンドの屋根を全面に広げるなどが施工されました。

いわば、JFL規格(現在で言うJ3)のスタジアムから、J2規格のスタジアムに改修されたのが第一期改修といえます。
第二期改修は、2018年から2021年にかけて行われています。

この時期の改修はバックスタンドを中心に大幅な改修がされました。

また、LED式の大型ビジョンも新たに設置されました。

J2規格のスタジアムから、J1規格のスタジアムに生まれ変わり、J1の試合が見られる準備が着々と進められてきた印象です。

バックスタンドがとても立派で、メインスタンドと比べても遜色ないかそれ以上と思わせるような仕上がりとなっています。

2回の改修工事は素晴らしく、計画はありませんが、クラブもJ1昇格を果たしたこともありゴール裏の改修なども期待してしまいます。

スタジアムへのアクセス

スタジアムのシャトルバスが出ている多摩センター駅にはサンリオピューロランドもあります。
スタジアムアクセスのポイント
・自家用車 駐車場に注意!
・電車+シャトルバス 帰りのシャトルバス時間に注意!
町田GIONスタジアムは様々な駅に囲まれており、電車によるアクセスの降車駅の選択肢がとても多いです。

ただし、天空の城野津田と呼ばれるように、町中から外れた小高い丘にスタジアムがあるようにとどの最寄り駅からアクセスするにも3km以上は離れており、駅から歩いてアクセスするのはとても困難です。

基本的には、電車の場合、駅からはシャトルバスでスタジアムに向かうことになります。(スタジアムへのアクセスは公共交通機関の利用推奨となっていますが、アクセスの悪さや帰りのバスが来ないことで一時的に帰宅難民になるなど注意点もありますので後述します。)

また、スタジアムには駐車場もあり、車で向かうことも選択肢に入ってきます。
  • 電車(&駅からはシャトルバス)※無料シャトルバスあり

自動車やバイクでアクセスする場合、近隣では一般道だけで完結させることができますが、

遠方からアクセスする際は、高速道路を経由してスタジアムに向かうことになります。

高速道路にも囲まれているため、どこから遠征してくるかによって使用する高速道路や降りるインターチェンジも異なるため、簡単に解説していきます。

駐車場について

町田GIONスタジアムには自家用車やレンタカーでアクセス可能です。

ただし、駐車場についてはちょっと特殊な事情があるので事前にポイントを押さえておく必要があります。
町田GIONスタジアムの駐車のポイント
・Jリーグ開催時の駐車可能台数は300台を超える程度
・野津田公園内に駐車できない場合は近隣に有料駐車場あり

中央自動車道経由(都内・山梨・長野・埼玉方面からのアクセス)

都内でも23区の西側もしくは北側からのアクセスは、中央道が便利です。

山梨・長野からのアクセス、もしくは圏央道経由の埼玉方面からのアクセスも候補に入ります。

ただし、こちらの場合は八王子JCTから先を中央道を使用するか圏央道を使用するかで距離はあまり変わらないため、どちらを経由しても構いません。

気を付ける必要がある点としては、ETCやETC2.0を使用している場合の最寄りのICで降りた場合の料金はどちらもほぼ変わりませんが、ETCを使用していない場合は圏央道のICで降りたほうが数百円程度安く利用ができます。

中央道経由の場合の最寄りのICは国立府中ICで、国立・府中方面の出口に進んでください。

圏央道経由(山梨・長野・埼玉方面からのアクセス)

中央道との選択になりますが、山梨・長野・新潟・埼玉方面からのアクセスでは圏央道経由も候補に入ってきます。

圏央道経由の場合は、相模原愛川ICで降りて、スタジアムに向かうことになります。

中央道経由と悩んでいる場合は、ETCなしの場合はこちらのほうが数百円交通費が安く済みますので参考まで。

東名高速道路経由(都内・神奈川・静岡方面からのアクセス)

都内でも23区の東側や南側からアクセスする場合、もしくは神奈川県内、千葉、静岡、名古屋方面からアクセスする場合は東名高速のアクセスが候補となります。

東名高速を利用する場合は、横浜町田ICで高速を降りて、保土ヶ谷バイパスを経由してスタジアムに向かうことになります。

野津田公園の駐車場事情

野津田公園公式HPより
スタジアム最寄りの駐車場は野津田公園内の駐車場です。1台当たり500円で利用可能です。

その中でも、Jリーグ試合日に自動車駐車場として使用可能なのは「西第1駐車場(マス248台)」と「東第1駐車場(マス51台)」「東第2駐車場(マス25台)」の3か所です。すべて合わせて300台を少し超えるくらい駐車可能です。

早めに来場して近場の西第1駐車場に駐車できるのがベストだといえそうです。スタジアムからは少し離れますが、東第1・第2駐車場も穴場だといえます。

バイクの場合は、西第2駐車場が使用可能です。

ちなみに野津田公園自体には複数駐車場はありますが、Jリーグ開催時は駐車は不可能となっています。

どの駅からも遠いというスタジアムの立地、そしてJ1に町田ゼルビアが昇格している2024年に帰りのシャトルバスの本数改善も発表されていますが、それでもいましばらくは帰りのバス乗車のため数十分待ちが当たり前の大行列はなくならないと思われます。

そのため、車でアクセスしたくなるという方も多いでしょう。ただし、スタジアム自体の駐車マスは決して多いとは言えません。せっかく車で行ったのに満車で駐車できないなんてことになったら目も当てられないですよね。

その場合は、近隣にもakippaなどの有料駐車場がありますので事前に調べて確実に駐車するという方法をとることをお勧めします。

電車

高速道路同様に、駅からのアクセスも候補駅が非常に多いのが特徴です。

経由する路線に応じた、シャトルバスの利用ができる駅について説明します。

ちなみに、シャトルバスの発着は中央第2駐車場となっています。

鶴川駅(小田急小田原線)

鶴川駅からシャトルバスを利用する場合は、駅北口から出ましょう。

改札から出るとシャトルバス乗り場の案内看板があるのですぐにわかると思います。

町田駅(JR横浜線・小田急小田原線)

町田駅を利用する場合は、JRも小田急も乗り場は同じです。JRの場合は中央改札を出て小田急線の町田駅方面に向かいましょう。

小田急線の場合は西口から出て、JRの町田駅方面に向かいましょう。

駅の中間地点にバスセンターがあるので、4番乗り場からシャトルバスに乗り込みましょう。

行きの本数はキックオフ2時間前と1時間30分前と、他の駅と比べてシャトルバスの本数が少ないので乗り遅れないよう注意しましょう。

また、平日の試合の場合はシャトルバス自体の運営がない点においても注意が必要です。

町田駅を選択肢に入れている場合は、同時に淵野辺駅も検討しておくのが良いかもしれません。

京王多摩センター駅(京王相模原線)
小田急多摩センター駅(小田急多摩線)
多摩センター駅(多摩モノレール)

3駅ともシャトルバス乗り場は同じなのでまとめて紹介します。

京王線、小田急線を利用の場合は駅西口からペディストリアンデッキに出ましょう。

モノレールを利用の場合は、サンリオピューロランド方面に向かい、ペディストリアンデッキに出ましょう。

ペディストリアンデッキに出たら、南側に京王プラザホテルがあるのでそちらに向かうことでGスタ行きの乗り場があるのでシャトルバスに乗り込みましょう。

淵野辺駅(JR横浜線)

JR横浜線は、町田駅だけでなく、淵野辺駅からもシャトルバスに乗ることができます。

シャトルバスは町田駅よりも淵野辺駅のほうが多いので、横浜線で来場する場合は時間を考慮して淵野辺駅を利用することも考えるのも良いかもしれません。

淵野辺駅からシャトルバスに乗るには、改札から出て北口から外に出てください。乗り場には駅に設置された案内に従って向かいましょう。

ちなみに、淵野辺駅と町田駅の間の古淵駅からはシャトルバスは出ていないのでご注意ください。

南町田クランベリーパーク駅(東急田園都市線)

東急田園都市線からもシャトルバスを利用してのアクセスは可能です。

行きは、キックオフ3時間前と1時間前の2本のみと他の駅と比べてシャトルバスの本数が少ないので、利用する場合は時間を合わせてシャトルバスに乗りましょう。

初めて行く方にはバス乗り場の位置は若干わかりづらいので、案内に従って乗り場に向かいましょう。

電車(&シャトルバス)のまとめ

このように電車でのアクセス候補駅は非常に多いです。

それぞれの候補駅の特徴を簡単に情報をまとめてみました。
駅名シャトルバス数駅⇔スタ時間片道料金
鶴川駅20分240円
町田駅30分320円
多摩センター駅30分無料
淵野辺駅40分無料
南町田
クランベリー
パーク駅
60分無料
料金は変わる可能性があるのでご了承ください。

また、町田駅利用を考えている方は平日のゲームではバスが運行してませんので、淵野辺駅を利用しましょう。
町田GIONスタジアムの帰りの注意点
・試合終了後シャトルバス乗り場に急げ
・試合後もゆっくり過ごすなら長時間のバス待ちを覚悟

スタジアムからの帰宅時の注意点

ここでシャトルバスを使用してスタジアムに来た場合の注意点を1つお伝えしておきます。

帰宅時のバス運行本数がかなり少なく、1本乗り逃しただけでも30~40分程度待つことになることもあります。また、バス乗り場には長蛇の列ができるので、2本以上乗れないこともあり、1時間以上バス乗り場で待機なんてこともGスタのあるあるでありイライラする点だといえるでしょう。

これは、スタジアムへのアクセス候補駅が多く、シャトルバスを1つの駅向けに集中して運行できないことや、スタジアムからの距離がいずれの駅も遠いことで1台当たりのシャトルバスの回転率が低くなってしまうことが要因となっています。

そんな不便なGIONスタジアムですが、2023シーズンでゼルビアがJ2リーグで優勝したことにより、2024シーズンからは初のJ1リーグで試合が開催されることになります。

その結果を受けて、シャトルバスの運行本数の増便の計画も公表されており2024シーズンからは帰りのバス待ち時間問題の解消が期待もされていますが、現状でも1時間待ちなどが発生しているため解決したとは言い難く、まだまだ問題解消には時間がかかりそうです。

座席

町田GIONスタジアムの座席について簡単に解説します。

メインスタンド

大規模改修により、メインスタンドは座席直上は屋根に覆われており、

多少の雨は気にする必要なく観戦することができます。

メインスタンドであれば、原則的に直射日光も当たりづらい設計になっているので、ありがたいですね。

メインスタンドの座席は3層構造になっていて、俯瞰してみることができます。

バックスタンド

バックスタンドにおいては、第二期改修によりメインスタンド同様

座席直上は全席屋根に覆われており、多少の雨は気にすることなく観戦できるようになりました。

座席の方角から、直射日光はある程度当たることは想定しておいたほうが良いかもしれません。

メインスタンド同様、原則的には3層構造になっていますが、

1層目はピッチと並行目線、2,3層目は俯瞰目線と見え方が異なります。

ゴール裏席

写真は第二期改修中に撮影(2020年)
ゴール裏席には屋根はなく、どこの座席からでもピッチと並行した目線での観戦となります。

チケット料金

座席ごとのチケット料金の目安は下記の通りとなります。

値段は参考情報ですので、実際の値段はチケット購入時にご確認ください。
座席種類目安料金
メイン3,700~4,000円
バック2,500~3,000円
ゴール裏1,800円
その他ボックス席などの席種についても別で料金設定がありますが、

通常の観戦であれば、料金は上記の表を参考にしてみてください。

また、高校生以下であれば、上記より1,000円以上割引がされます。

スタジアムグルメ

町田GIONスタジアムでのスタグルは、ご当地グルメというより、

スタジアム周辺の名店のグルメが集まっているといった印象です。

特にローストビーフや、カレーなどの店舗が目を引きます。

アウェイサポーターであれば、地元の名店のグルメを味わってみてはいかがでしょうか?

スタグルの販売場所は、メインスタンド内やバックスタンド内にもありますが、

アウェサポが集うビジターゴール裏側からは少し離れた位置に離れた位置にあります。

一番大きなスタグルエリアは、ホームゴール裏にある「ゼルビーマーケット」です。

メインスタンド外でもスタグルは購入可能なので、

メインスタンド側を経由してホームゴール裏を目指すのがおすすめのルートです。
今回は、大きな改修を経て進化した町田GIONスタジアムについて紹介しました。

スタジアムの情報源として少しでも参考になっていれば幸いです。

それでは、スタジアム観戦楽しんできてください!