【アクセス・紹介】三協フロンティア柏スタジアム(柏レイソル)

観客席からピッチまでの距離が非常に近く、臨場感抜群の柏レイソルのホームスタジアムである三協フロンティア柏スタジアム。

当記事では、アウェイや遠方からのサポータ向けにスタジアムの紹介やスタジアムまでのアクセスについて解説していきます。

スタジアムの概略

スタジアムの略歴

  • 1985年
    • 日立製作所の社有サッカー場として日立台公園に隣接する位置に開場。当時からサッカー専用スタジアムで、収容人数は5000人程度。
  • 1986年
    • 柏レイソルの前身となる日立製作所サッカー部のJSLホーム試合会場として利用開始(それまでは東京都小平市で運用)
  • 1995年
    • 日立製作所サッカー部がJSLからJリーグに昇格し、クラブ名を柏レイソルに改名。
      Jリーグのスタジアム規格を満たすため、観客収容数それまでバックスタンドだった北側を増設しメインスタンドへ、メインスタンドだった南側をバックスタンドに転換しての運用を開始。
  • 2009-2012年
    • それまでリーグ戦は日立台(現ホームスタジアム)とカップ戦は柏の葉公園陸上競技場(収容人数20000人と日立台より多い)で分かれていたが、ホームスタジアムを日立台に統一するため東のサイドスタンドに個席を増設するなどの改修工事が行われた。このとき、東のサイドスタンドがアウェイ側からホーム側に変更され、西のサイドスタンドはホーム側からアウェイ側に転用。このとき、ホーム側のサイドスタンドに柏熱地帯の愛称が誕生した。

スタジアムの所在地

三協フロンティア柏スタジアムは千葉県柏市日立台にあります。

柏駅から少し離れた市街地にあり、柏市日立台公園と隣接しています。

スタジアムの基本情報

スタジアム正式名称三協フロンティア柏スタジアム(2018年2月~)
旧名称日立柏総合グラウンドサッカー場(通称:日立台)
Jリーグスタジアム呼称三協F柏
ホームクラブ柏レイソル
所在地千葉県柏市日立台1-2-50
開場1985年
スタジアムライセンスJ1 ※ACLライセンスはないが、2018年ACLではサイドスタンド立見席を閉鎖して一時的にACLライセンスを満たすように対応
スタジアム形態サッカー専用球技場
収容人数15,349人程度
構造一層式(一部で二層式)
屋根ほとんどなし(メインスタンド中央上段の一部のみ屋根あり)
アクセス候補駅柏駅(JR常磐線、東武アーバンパークライン(東武野田線))

スタジアムの特徴

柏レイソル公式ホームページより
三協フロンティア柏スタジアムの最大の特徴は観客席からピッチまでの距離の近さです。圧倒的な臨場感を味わえるスタジアムの魅力については次章のスタジアムの座席で解説していきます。

スタジアムの座席

三協フロンティア柏スタジアムの特質すべき特徴は以下の点があげられます。
  • スタジアム座席の特徴
    • 観客席からピッチまでの圧倒的な距離の近さ
    • 基本的に屋根は無し
    • アウェイの洗礼を感じさせるスタジアム運用

観客席からピッチまでの圧倒的な距離の近さ

三協フロンティア柏スタジアムの特徴としてまず挙げられるのが、Jリーグ屈指の観客席からピッチまでの距離の近さです。この特徴はメインスタンド席やバックスタンド席だけでなく、サイドスタンド席(ゴール裏席)のどこをとっても共通でいえることです。

選手が間近で見えるだけではなく、選手の声掛けや蹴るボールの音、相手クラブのチャントも良く聞こえるなど、このスタジアムならではの体験をすることはもう一度このスタジアムに期待と思わせるのに十分なものです。

近年サッカー専用スタジアムを新たに持つようになるクラブも増加傾向にありますが、それらを差し置いてもプロサッカーの臨場感を味わう上ではこれ以上にないスタジアムであることは間違いありません。

また、あくまで体感ですが、圧倒的臨場感を味わいたいためかアウェイ側のチケットが売り切れるのが早いです。特に首都圏クラブとの試合ではすぐに埋まっている印象がありますので、絶対に見たいと考えているアウェイサポーターはチケット発売日時をあらかじめ調べておきましょう。

座席の構造としては、前列と後列で席種が異なるバックスタンドや前列が立見席で後列が指定席になっているホームゴール裏席など一部二層式のようになっている個所も存在しますが、スタジアム自体は一層式となっています。

基本的に屋根は無し

特別な臨場感を味わうことができる一方で、1985年に建築された古いスタジアムであることであり、数度の改修の際にも座席の天候対策が十分にされていないことからメインスタンドの中央上部に申し訳程度の屋根があるだけで、他の同時期に建設されたスタジアムと同様に基本的にどの座席であっても雨天時はレインウェアが必要です。

アウェイの洗礼を感じさせるスタジアム運用

ビジター(アウェイサポーター)にとっては洗礼を受けるような形でスタジアムを存分に満喫しきれないのも1つの特徴だといえます。

1つ目の洗礼はスタジアムへの出入り口が柏駅から遠い入口(バス停でも1駅先)からしか入ることができないことです。

2つ目の洗礼はビジターゴール裏席は立見席となっており、座席がなく、着席する際はコンクリートに腰掛けることになることがあげられます。ちなみに、メインスタンドのアウェイ側指定席には座席はあります。

3点目の洗礼としては、スタジアムは基本的にホーム側のエリアとアウェイ側のエリアが明確に分けられており、それはスタジアム内だけでなくスタジアム外にも及ぶということです。

辛いのがホーム側のスタジアムグルメをアウェイサポーターは味わうことができないということです。ホーム側のスタジアムグルメはスタジアム内にあり、アウェイサポーターはエリア内に入っての購入ができません。

アウェイ側にもスタジアムグルメの出店は2店舗ほどありますが、スタジアム外にしか出店していないため、いったんスタジアム外に出て購入してから再入場する必要があります。いったん外に出るというのは他のスタジアムでもよくありますが、スタグル広場にはホーム・アウェイ関係なくアクセスできることが多いため、柏レイソルのホームスタジアムならではの洗礼だといえます。

スタジアムへのアクセス

スタジアムへのアクセスは近隣からも遠方からも柏駅を利用するのが便利です。

東武野田線の新柏駅も候補にもなりますが、ここでは主要なアクセス方法として柏駅を利用する方法と車で来場される方向けに説明したいと思います。

電車でのアクセス

柏レイソル公式HPより

柏駅までのアクセス

スタジアムの最寄り駅はJR常磐線の柏駅、そして東武アーバンパークライン(東武野田線)の柏駅となっています。

柏駅は乗り入れている路線は2路線であるものの、近郊を多くの路線が走っており、乗り換えさえすれば千葉県や東京都からのみならず、埼玉県や茨城県からのアクセスも非常にしやすいと言えます。

新幹線で遠征してくるアウェイサポーターにとっても、東京駅や大宮駅からも在来線一本で向かえるなど近郊の都市圏からもアクセスが良く、静岡県や愛知県からは東海道新幹線で東京駅で常磐線に乗り換え、東北や北陸方面からは大宮駅で東武野田線に乗り換えが電車での主なアクセス手段となります。本数は限られているものの、常磐線も野田線もそれぞれ快速や有料特急も走っているので乗ることができれば時間短縮ができます。

飛行機では成田空港や羽田空港からのアクセスも悪くなく、うまく乗り継げば1時間半もあれば柏駅に到着することが可能です。

柏駅からスタジアムまでのアクセス

柏駅からスタジアムまでは1.5km程度あり、徒歩で20分くらいの距離となっています。シャトルバスはありませんが、路線バスがスタジアム近隣まで走っているためバスも選択肢に入ります。私が訪問した時の感覚としては、徒歩でスタジアム方がかなり多くいるように見て取れました。

徒歩でスタジアムに向かう場合はJR柏駅東口(東武鉄道の場合も同じく柏駅東口)からでてからレイソルロードと呼ばれる道を経由することとなります。大通り沿いを歩くわけではなく、住宅街や商店街を通る必要があるため初めて向かう方にとっては少々わかりづらい道となっているため念のためWeb地図を持っておくことをお勧めします。Web地図がなくても駅からスタジアムに徒歩で向かう人も多くいるため、レイソルのユニフォームを着ている人についていけばおそらく迷うことなくスタジアムにつくことは可能です。

路線バスに乗る場合は、柏駅東口の5番乗り場から新柏駅方面行きの東武バスに乗ることで7分程度でホーム側の最寄りのバス停「緑ヶ丘」停留所に到着します。アウェイ側の入口は次のバス停である「日立台」停留所で下車することになります。

自家用車でのアクセス

スタジアムには一般車用の駐車場はありません。車で来場する場合は、近隣の有料駐車場を利用することとなります。

スタジアム周辺は住宅地となっており、大規模な駐車場はありません。駐車する場合は有料駐車場を予約するなどによりあらかじめ駐車スペースを確保することが必要となってきます。多くの場合は駐車場貸出サイトに登録している個人宅の空き駐車場を、事前予約して駐車するようなことになります。試合日の相場は1台当たり2500円から3000円程度が設定されていることが多いようです。車で来場したけど止めるところがないというようなことにならないよう、事前予約は必ず済ませておくようにしてください。