この記事ではアビスパ福岡のホームスタジアムであるベスト電器スタジアムについて紹介してきます。
目次
ベスト電器スタジアムの概略
スタジアムの概略
ベスト電器スタジアムは、 福岡県福岡市博多区東平尾公園内にあるアビスパ福岡の本拠地スタジアムです。 スタジアムの利用用途は広く、アビスパ福岡のリーグ戦のホームの試合はもちろんの事、サッカー以外でもラグビーのリーグ戦でも試合に使われる等いろいろな利用のされ方がされています。 略称としては「ベススタ」が使用されています。 アビスパ福岡のリーグ戦やカップ戦などのホームゲームは、基本的にはすべてベススタが使用されています。
スタジアムの略歴
スタジアムは1995年に東平尾公園内に開場しました。 開業当初からサッカー・ラグビー専用スタジアムとして運用されており、 開業翌年にアビスパ福岡のJリーグ加盟と同時にホームスタジアムとなりました。 2008年から2020年2月までは企業のネーミングライツ取得によりレベルファイブスタジアム(通称レベスタ)として、長く親しまれてきましたが、2020年3月より現在のベスト電器スタジアムの呼称を用いています。 ベスト電器自体は2021年にヤマダデンキ(当時ヤマダ電機)に吸収合併されましたが、スタジアムはネーミングライツ満了の2026年1月までは、ベスト電器スタジアムの名称が維持されることが決定しています。
スタジアムの特徴
ベススタはサッカー専用スタジアムの形態となっており、 収容人数21,562人のJ1規格を満たしたスタジアムとなっています。 また、大きな特徴としてはメインスタンドとバックスタンドのそれぞれに設けられた 大きなアーチ状の屋根はベスト電器スタジアムを語るうえでは欠かせないです。 大きく、そして美しいアーチ状の屋根はメイン・バックスタンドの前面を覆っており、前列でない限りは多少の雨に濡れることはありません。 一方で、サイドスタンド(ゴール裏席)は屋根がありませが、ホーム側の座席とビジター側のそれぞれの座席の後方に大型ビジョンが配置されているのも特徴で、アウェイサポーターとしても映像を楽しめる中立的な作りになっているというのも嬉しい限りです。 屋根付きかつ観客席からピッチまでの近さで、サッカー観戦を楽しむのに適しているのが印象的です。
スタジアムへのアクセス
ベススタへアクセスする手段はスタジアムの立地上からかなり多岐にわたります。 自家用車でのアクセス(原則的に周辺の有料駐車場)も可能ですし、 博多駅や天神駅などの福岡の中心地からも福岡市営地下鉄一本でスタジアムの最寄り駅にアクセスができます。 また、福岡空港からも徒歩でアクセスできてしまうといった全国でも非常に特徴的なスタジアムとなっており、飛行機を降りて徒歩でそのままスタジアムで試合観戦してそのまま飛行機で買えるなんてこともできてしまいます。 そんなベスト電器スタジアムへのアクセスの詳細については別で記事にしておりますのでこちらの記事を参考にしてみてください。 最寄駅からのシャトルバスの運行や乗り場などについても解説をしています。
座席
ベスト電器スタジアムの座席について解説していきます。
メインスタンド
メインスタンドは一層式で全面アーチ状の屋根に覆われています。 雨や直射日光が当たる心配もほとんどなく、快適に観戦することができます。 専用スタジアムのため、ピッチまでの距離もほどほど近いのもうれしいですね。
バックスタンド
バックスタンドもメインスタンド同じく、全面が屋根に覆われています。 横殴りの雨でない限り、雨に濡れる心配はあまりありませんが 晴れているときは時間帯や座席によっては直射日光は覚悟しておく必要があります。 ピッチとの距離も近いので、観戦は存分に楽しむことができます。 下段は高さがないため、選手と近い目線で試合が見られます。 青を基調とした座席に黄色でFUKUOKAの文字が浮かび上がるように配色されているのも特徴です。
サイドスタンド(ゴール裏)
サイドスタンドには屋根はありません。 ピッチまでの距離は近いですが、専スタの中では標準的か少し遠いくらいの距離感となっています。 また、大型ビジョンがホーム側にもアウェイ側にも設置されているのが特徴です。 バックスタンドと同じく、下段は高さがさほどないため、ゴール時や勝利時などで選手がゴール裏に駆けつけてきたときは間近で選手と喜びを分かち合えるので良いですね。
スタジアムグルメ
スタグルが買える場所
ベススタのスタジアムグルメが買える場所は、 メインスタンド下の通路に設置されている販売店、 バックスタンド下の通路に設置されて入り販売店と、通路から出られる外にあるエリアのキッチンカー、 ホーム側サイドスタンドの背後にあるイベント広場と 大きく分けると3か所で購入が可能です。 いずれのエリアもホームサポーター、アウェイサポーターの制約なくアクセスができるため、狙いのスタグルがあれば売り切れない限りは確実に食べることができます。 ただし、試合によってはすべてのエリアで販売が稼働するわけではなく、稼働については事前にアビスパ福岡のホームページから確認もできるので調べてみるのも良いかもしれません。 ちなみに、2022年の天皇杯ではメインスタンドとバックスタンドの通路、キッチンカーでの出店はありましたが、イベント広場の出店はありませんでした。
食べられるスタグルの種類
ベススタのスタグルでは、米類、麺類、サンド類、焼き物、煮物など幅広くグルメを楽しむことができます。 中でも目を引くスタグルとしては、 米類では、ビリヤニ、ガパオライス、ステーキ丼 麺類では、フォー、モツ焼うどん、油そば サンド類では、ケバブ、鹿肉サンド、ハンバーガー 焼き物では、豚ばら串、鳥の炭火焼き 煮物は、鳥大根 があり、舌とお腹を満たしてくれます。
スタジアム周辺の観光地
福岡市はグルメやショッピングが楽しめる場所が多くありますが、周辺に観光地もあります。
スタジアム周辺の観光名所
福岡市内にも、福岡城や大濠公園、シーサイドエリアなど見所のある名所もありますが、 長期滞在できないアウェイサポーター向けの観光地をいくつかピックアップします。 観光といってもはやりグルメとは切り離せないのがご当地グルメ大国の福岡の特徴です。
太宰府天満宮
学問の神様・菅原道真を祭っている太宰府天満宮は福岡県内でも人気の観光名所となっています。 西鉄天神駅から西鉄太宰府駅まで電車で移動したらそこからは徒歩でアクセスできます。 博多駅や福岡空港からはいったん地下鉄で天神駅まで移動して、そこで西鉄に乗り換えが必要です。 (博多駅からは西鉄バスで直接西鉄太宰府駅に行くこともできます。JRだけで太宰府天満宮に行くには最寄駅から少し距離があるので公共交通機関を使用する場合は西鉄の使用をお勧めします。) 参拝はもちろん、行き届いた庭園を眺めるのも良いですし、 参道を歩いて出店で買い物をするのも定番コースです。 ここでは梅が枝餅を食べるのがおすすめです。
呼子
福岡県ではなく佐賀県ですが、福岡市内からも車で1時間半程度とほどほどのアクセスの位置にあります。 観光としても良いですが、呼子といえばどうしてもグルメがついてきます。 有名な呼子のレストランである萬坊では、ガラス張りになった海中で食事をすることができ、窓から海中を泳ぐ魚を眺めながらイカを中心とした海の幸を味わうことができます。 呼子に来たなら名物のイカの活け造りやいかしゅうまいは絶品なので、呼子で食事するのであればぜひイカを堪能していってください。 当日来店でも食事は可能ですが、お店は基本的に非常に混雑するので予約できるお店を早めに抑えておくことをお勧めします。 また呼子は漁村で、朝市やイカの天日干しの景色など昔ながらの漁村の雰囲気を味わうのも良いですし、福岡市からの途中にある唐津城から美しい海岸である虹ノ松原を眺めるのも良いでしょう。
糸島
レンタカーを借りれば、福岡市中心部から1時間以内で糸島に行くことができます。 糸島という名前ですが、島ではなく半島で、福岡市からも陸続きになっています。 糸島には、桜井二見ヶ浦の夫婦岩やヤシの木ブランコなど写真映えするスポットがありますよ。
スタジアム周辺のグルメ
福岡市を含めた福岡県は言わずと知れたグルメ大国で、とても紹介しきれるものではありません。 スタジアム周辺で味わえるお勧めのグルメについて紹介します。
福岡うどん
福岡の麺といえば、とんこつラーメンだけでなくうどんも非常に人気があります。
最近はテレビでも福岡うどんとして紹介されることも多くなってきているので、知名度は上がってきている印象です。
福岡うどんは、腰がなくやわらかめの麺が特徴です。バリカタやハリガネなど固めが人気のとんこつラーメンとは一線を画していますね。
中でも、福岡県全域に展開する「ウエスト」、北九州市を中心に展開する「資さんうどん」、福岡市を中心に展開する「牧のうどん」が実質的な福岡の3大うどんチェーンとして人気を博しています。
中でも牧のうどんはスタジアムから徒歩で行ける距離にあり、出汁がきいてリーズナブルなうどんを味わうことができます。ちなみに私は3大うどんチェーンの中では牧のうどんが一番のお勧めです!
また、福岡通であれば、博多駅や七隈線の櫛田神社前駅から徒歩で行けるかろのうどんもおすすめです。元祖福岡うどんといえるやわらかいうどんを堪能することができます。
天ぷら
ご当地グルメとは違いますが、ベススタに来たのであれば、ひらおの天ぷらを味わうのもおすすめです。 注文したてんぷらがひと盛りで運ばれてくるよくある天ぷらとは違い、一品ずつ揚げたてが席まで運ばれてくるため、天ぷらを一番おいしいタイミングで食べることができるのが特徴です。 また、いかの塩辛が食べ放題になっています。このイカの塩辛が絶品なんですよね。
中洲の屋台
番外にはなりますが、福岡といえばやはり中洲の屋台は外せません。 一番屋台が楽しめる場所といえばやはりキャナルシティ沿いのエリアになりますが、周辺のいたるところに屋台が出ています。 屋台で呑んだり、ラーメンを楽しんだりするのはかなり楽しめるので、福岡にめったに来ない方だと一度は体験するのをお勧めします。 アウェイサポーターにお勧めと言い切れない理由としては、ずばり屋台が出るのは原則的に夜というところにあります。 遠方からくるアウェサポの場合は、夜に試合があるとその日は屋台を十分に楽しむことが難しくなるため、少なくとも2泊はしないと屋台を満足に楽しむことができません。そこはやりくり次第とも言えなくはないですが・・・。