この記事ではFC今治の新本拠スタジアム、アシックス里山スタジアムのアクセスについて紹介していきます。

スタジアム概略
アシックス里山スタジアムはFC今治のホームゲームが行われるスタジアムです。
Jリーグの通称は「アシさと」で、正式名称は今治里山スタジアムです。
2023年1月に開業したサッカー専用スタジアムは収容人数5300人と小規模ですが、将来J1規格まで拡張することが想定されており、現状はJ2規格となっています。
所在は今治市営スポーツパークにあり、住所は愛媛県今治市高橋ふれあいの丘1-3です。
スタジアムアクセス

アシックス里山スタジアム(アシさと)の最寄り駅はJR予讃線の今治駅ですが、駅からは遠く離れており徒歩で向かうことは現実的ではありません。
車でのアクセスが可能なので自家用車を使用するか、公共交通機関を利用する場合は今治駅から路線バスかタクシーを利用してスタジアムに向かうことになります。
自家用車でのアクセス

スタジアムには無料駐車場があります。予約制ではないため早い者勝ちでの駐車となりますが、試合当日は一般駐車場で約830台程度が駐車可能となっており、スタジアムの規模からすれば十分駐車が可能なマス数が用意されています。
もしスタジアム駐車場が満車となった場合でも、観戦者向けにイオンモール今治新都市のJ駐車場とL駐車場に駐車可能です。
ちなみにスタジアム内にも駐車場はありますが、試合日の駐車はできません。マイマップにある緑色のPマークの駐車場が利用可能です。
アウェイサポーターにお勧めの駐車場としては、イオンモールのJ駐車場がおすすめです。というのも、アウェイゴール裏とスタジアムへの入口がスタジアムの北側にあるため単純に近いからです。
西瀬戸自動車道と松山自動車道は直接接続していないため、高速道路を利用する場合、どこを経由してアクセスするかによって降車するICが異なります。
広島方面からしまなみ海道を利用する場合は西瀬戸自動車道の終点である今治ICで降りることになります。今治ICを降りた先の最初の交差点を左に曲がって5分程度でスタジアムに到着します。
松山や高松、岡山からは瀬戸大橋、神戸から鳴門大橋を経由して四国にアクセスする場合の最寄りICは松山自動車道の終点の今治湯ノ浦ICとなります。ICからは今治バイパス(国道196号線)を経由して25分程度でスタジアムに到着します。
公共交通機関(電車/高速バス)でのアクセス

今治駅までのアクセス(新幹線&特急)
スタジアムの最寄り駅はJR予讃線の今治駅です。岡山・高松方面からも松山方面からも1時間に1本の特急が走っており、今治駅は必ず停車するようになっています。本州(岡山駅)からはしおかぜ、高松駅からはいしづち号という特急の名称です。
新幹線を利用する場合、岡山駅で在来線の特急しおかぜ号に乗り換え、岡山駅から今治駅までは特急でおおよそ120分から140分程度で到着します。
今治駅までのアクセス(しまなみ海道経由高速バス)
広島県内の主要新幹線駅からは今治駅までの高速バスのルートもあります。こちらは広島県を含み山口県や九州方面からアクセスする場合の候補となります。岡山駅を経由するより早く、安くアクセスができるため高速バスが苦手でなければおすすめのルートとなります。
1つは広島駅から今治駅までのルートです。片道4200円程度で、広島駅新幹線口のバス乗り場から2時間40分程度で今治駅に到着します。すべての新幹線が停車する広島駅からのルートは一見便利なようですが注意点があります。広島駅からのバスは朝、夕、夜1日3本のみで、時間が合わないようであれば別の選択肢をとることをお勧めします。
2つ目は福山駅から今治駅までのルートです。こちらは片道2800円程度で、福山駅前バス乗り場から1時間30分程度で今治駅に到着します。バスの本数も1時間に1本程度あり、利便性が高いです。
因みに、他にも尾道駅から今治駅までのルートもありますが、途中で因島大橋停留所での乗り換えが必要です。また、本州からフェリーでのアクセスルートもありますが、松山観光港は遠回りになり、今治港は遠方からのサポーターにおすすめできるルートではないため割愛します。
今治駅までのアクセス(遠方からの高速バス)
遠方からアクセスする方法としては高速バスという選択肢もあります。
中距離であれば上記の通り広島や福山、遠距離では福岡、神戸、大阪、東京から今治駅までの便が出ています。
大阪からは6時間程度、東京からは夜行便で12時間程度の乗車時間となっており、なかなかの体力勝負となりますが、移動費用は抑えられるため遠征サポーターには強い味方となります。
大阪はハービス大阪から1日6便程度(5800円程度から)、東京は渋谷のマークシティから1便(片道11000円程度から)が運航しています。
今治駅からスタジアムまでのアクセス

路線バス

まず、今治駅からスタジアム直行のバスは運航されていません。
今治駅からはスタジアムに近いイオンモール今治新都市まで路線バスが出ていますのでそちらに乗りましょう。バス乗り場は今治駅の東口を出て正面のロータリー内にバス乗り場が見えると思いますのでまずはそこに向かってください。そして3番乗り場のイオンモール今治新都市行きのバスに乗車してください。
路線バスもシャトルバス(どちらもイオンモール今治新都市に行きます。シャトルバスは若干停車する停留所が少ない程度であまり違いがないと思ってください)も料金は同じで250円程度です。15分程度バスに乗り下車する停留所はイオンモール今治新都市です。イオンモールからスタジアムのあるスポーツパークは目の前ですが、停留所からは徒歩10分程度でスタジアムに到着します。
路線バスを降りた後は、イオンモールとスタジアム間で試合日限定で無料バスが運行していますので天候やバスの込み具合を見て利用してみるのもよいかもしれません。
タクシー

今治駅からは定額タクシーでのアクセスも選択肢に入ってきます。一人でスタジアムにアクセスするにはお金がかかりますが、複数人で乗車する場合は安く済ませることができます。
中でも試合日のみ運行している定額タクシーを使用すると小型タクシーで片道1700円、中型タクシーで片道1800円となっています。
定額タクシーは今治駅の西口と東口のどちらからも乗車することが可能です。試合当日には写真のような乗車場の看板が駅を出てすぐのロータリーにあるので目印にしてみてください。
松山空港からのアクセス

遠方からアクセスする場合は飛行機でのアクセスもおすすめです。
松山空港には、羽田、成田、中部、伊丹、福岡、鹿児島、那覇空港からアクセスが可能です。かつては新千歳や仙台空港からのアクセスもありましたが運休しているようで、東北や北海道からは飛行機の乗り継ぎをするか新幹線でのアクセスが必要になります。
松山空港からはいったんリムジンバスでJR松山駅に出てから、在来線で今治駅に向かうことになります。
ちなみに(スタジアムへの急な階段について)

余談ではありますが、公共交通機関でアクセスする場合などイオンモールから最短ルートでスタジアムに向かう場合、写真のような階段を上る必要があります。スタジアムが丘陵地の上にあるためで、100段くらいあるので少し覚悟がいるかもしれません。とはいえ登れない段数ではないと思いますので事前情報として知っておく程度でよいと思います。
ちなみにアウェイゴール裏側に近いイオンモールJ駐車場側にも同様の階段があるので参考まで。

スタジアムからの帰りについて(公共交通機関:今治駅)

公共交通機関を利用して今治駅からスタジアムにアクセスすることを考えている場合、帰り方を事前に知っておく必要があります。
行きは今治駅から路線バスでイオンモール今治新都市で下車し、スタジアムに向かうことになりますが、帰りも同じルートが利用できるとは限りません。特にナイターの場合はイオンモールから今治駅への路線バスは終発にぎりぎり間に合うか間に合わないかの時間で、乗車できる保証もないと考えて帰り方を把握しておくのが良いでしょう。
スタジアムから帰る際は試合終了後にスタジアムから今治駅直行の有料シャトルバスが走っています。
路線バス(イオンモール→今治駅)
1つの方法としては路線バスでイオンモール今治新都市から今治駅へ戻る方法です。1人当たりの移動費としては安く済む方法だと言えますが注意点があります。
1つは本数です。今治駅の路線バスは1時間に1本か2本程度で、タイミングが合わなければ長い待ち時間が発生することになります。その場合はイオンモールで買い物や休憩しながら時間を使うなどできるので急いでいなければそこまで困ることはないと思います。
もう一つの注意点としては、路線バスの終発の時間です。イオンモールから今治駅に出ている路線バスの終発は20時30分頃となっており、19時キックオフの場合は他の帰路を考えておきましょう。
シャトルバス(スタジアム→今治駅)
今治駅からスタジアムへのシャトルバスはありませんが、帰りのみ今治駅行きのシャトルバスが運行されています。
利用するには、試合当日スタジアム到着後にチケット売り場で事前に今治駅行きのチケットを購入しておく必要があります。バスは試合終了30分後から50分後にスタジアムから出発となっています。
乗り場としてはビジターゴール裏席の後方にあるPear4(4番入場口)となっています。
路線バスより若干高く片道1人当たり500円となっていますが、チケットの購入さえすればアウェイサポーターとしては確実に今治駅に戻ることができる方法なので安心できる帰宅方法といえます。
タクシー
上記以外で今治駅に戻る方法としてはタクシーも候補となります。
ただし、自身で呼ぶ必要があることや帰宅時の渋滞で予想外に時間がかかることがあるためその点においては注意が必要です。
東京からのアクセス比較
参考までに、東京駅から今治駅に向かう場合のアクセスを比較してみます。
アクセス方法 | アクセス時間 | 想定費用 | ルート |
---|---|---|---|
①新幹線&特急 | 約5時間30分 | 約23000円 | 東京(新幹線)→岡山(特急)→今治 |
②新幹線&高速バス | 約5時間20分 | 約22000円 | 東京(新幹線)→福山(バス)→今治 |
③飛行機&在来線 | 約4時間00分 | 約45000円 | 東京(電車)→羽田(飛行機)→松山(バス&特急)→今治 |
④高速バス | 約12時間00分 | 約11000円 | 渋谷(高速バス)→今治 |
①今治駅まで電車で完結するルートです。新幹線&特急は乗り換え回数も少なく、楽にゆったり移動するのにおすすめです。
②新幹線福山駅でしまなみ海道を通る高速バスに乗り換えるルートです。①のルートと比べて若干費用を抑えることができますが、バス移動の疲労などを考えると、しまなみ海道を経由したいなどの目的でなければ①でよいかなと思います。
③費用は一番かかりますが最短でアクセスできるのが羽田空港から松山空港を経由する飛行機ルートです。飛行機の移動費用は便によってはもう少し安く抑えることはできます。
④他と比べて格安なのが魅力です。高速バスは20時発、翌朝8時着の夜行便です(帰りは18時30分今治駅発)。記載のものは閑散期の値段で、価格は時期によって5000円程度変動します(それでも安い)。当日移動+観戦して、試合時間によりますがそのままとんぼ返りや一泊して刊行するなどの選択肢も取れます。

特殊なルート(九州からの車&フェリーでのアクセス)
九州からは福岡空港、鹿児島空港から松山空港へフェリーが出ていますが、車で四国にわたることができます。
1つは福岡県北九州市の小倉港から愛媛県松山市の松山観光港を結ぶ松山・小倉フェリーですが、残念ながら2025年6月30日で運行終了となっています。
車での主要なルートになるのは、大分市の佐賀関港から愛媛県の三崎港を結ぶ国道九四フェリーとなります。朝から夜まで1時間に1本の運航があり、1時間10分で九州と四国を結ぶフェリーは車両+1名あたり5700円から(車のサイズによる)となっているため、比較的安く移動できるといえます。
